自動車評論家の草分け、ポール・フレール氏が死去

▲2月23日に91歳で亡くなったポール・フレール氏は、氏が初めて手に入れたポルシェである356とインディアンレッドの911を最後まで手放さなかったという。
 2月23日、偉大なるモータージャーナリストでありレーシングドライバーでもあったポール・フレール氏がベルギー・ブリュッセルで91年の生涯を終えた。

 フレール氏は1917年1月30日にベルギーのフランス人街で生まれ、1940年代後半にはレーシングドライバーとして複数のチームで活躍。1952年に地元ベルギーGPでF1デビューし、1956年までに10レース出走した。

 1953年にはポルシェ550スパイダーでル・マン24時間レースに参戦。リヒャルト・フォン・フランケンベルグ氏とともにクラス優勝を果たした。1958年のル・マン24時間レースでは、エドガー・バルト氏とともにポルシェ718RSKを駆り、1500cc以下のクラスで優勝。総合でも4位に入賞した。1960年にはオリビエ・ジャンドビアン氏とともにフェラーリ250TRのステアリングを握り、総合優勝を果たした。

 レーシングドライバーとしての活動と並行して1945年からはモータージャーナリストとしても活動。世界中の自動車専門誌に寄稿し、多くのモータージャーナリストに影響を与えた。

 フレール氏と関係が深かったポルシェAGは哀悼の意を表するとともに、次のようなコメントを発表している。

 「ポール・フレール氏は、人生そのものをレーシングスピードで生き抜いてきました。エンジニアとして、レーシングドライバーとして、そしてジャーナリストとして世界中から絶大な賞賛を得ていました。彼の死により、ポルシェは過去から現在まで続いていた我々のプロダクトに対する評定家を1人失ったのです。」

 熱心なポルシェ・エンスージャストとしても知られたフレール氏は、氏が初めて手に入れたポルシェである356とインディアンレッドの911カレラを最後まで手放さなかったという。

●ポルシェ・ジャパン
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