ブリヂストンと東洋ゴムが業務・資本提携を発表

▲ブリヂストンと東洋ゴムが資本・業務提携に合意。両社の経営資源を活用してシナジー効果創出を目指す。写真はトヨタF1。

▲両社は従来からタイヤチューブなどの製造委託で関係があったが、資本関係はなかった。業務提携の骨子は今秋完成する。
 ブリヂストンと東洋ゴム工業は、業務提携および資本提携に関する基本合意書を締結。業務提携に関する協議を開始すると発表した。

 ブリヂストンと東洋ゴムが業務・資本提携に至った背景には、近年の世界のタイヤ・ゴム産業における経営環境の変化がある。両社は、高機能な商品と案かな汎用品の二極化による需要構造の変化や、低価格を武器にした新興勢力の伸張にともなう競争構造の変化、世界的な原材料価格高騰がによる収益構造の変化などに直面している。

 そこで両社は、それぞれの得意分野や経営資源を有効活用して新たなシナジー効果を生むことで、両社の企業価値が向上すると判断し、業務・資本提携することとなった。

 提携にともない、東洋ゴムは第三者割当による新株式2000万株(第三者割当増資後の発行済み株式総数の8.72%)を普通株式で発行。全数を80億2000万円でブリヂストンが引き受けた。一方、ブリヂストンは自己株式として保有する普通株式390万株(発行済み株式総数の0.48%)を第三者割当により東洋ゴムに80億2000万円で売却する。

この結果、ブリヂストンは東洋ゴムの第3位の大株主となり、投資ファンドを除く事業者では現在発行済み株式の4.56%を保有するトヨタ自動車を抜いてトップとなる。

 今後、両社は分野別にプロジェクトチームを早急に立ち上げ、製造技術開発と原材料・資材・設備調達、相互生産委託、物流体制、タイヤ以外の事業について、業務効率の向上とシナジー効果の創出を目指して協議を開始する。具体的な業務提携内容の骨子は2008年秋を目処に完成させる予定だ。

●ブリヂストン
http://www.bridgestone.co.jp/
●東洋ゴム工業
http://www.toyo-rubber.co.jp/