東京・台場で“クリーンディーゼル体感フェア”開催

▲北海道洞爺湖サミットの開催を間近に控えた7月1日、東京・台場で“東京クリーンディーゼル体感フェア”が開催された。

▲トークショーのなかで石原良純氏は父親の石原慎太郎都知事のパフォーマンスを再現。しかし、それはもはや過去の話だ。

▲トークショー参加者とメルセデス・ベンツ日本のハンス・テンペル社長は“クリーンディーゼルYES”を高らかに宣言した。

▲石原氏はトークショー終了後にメルセデス・ベンツE320CDIに一般参加者とともに試乗。その性能には驚かされたという。
 地球環境問題が主なテーマとなる北海道洞爺湖サミットの開幕を6日後に控えた7月1日、東京・台場のアクアシティお台場においてクリーンディーゼル車の普及促進を目的とした情報発信・体感イベント、“東京クリーンディーゼル体感フェア”が開催された。

 会場には、パネラーとして俳優・気象予報士の石原良純氏と、イベントを主催したクリーンディーゼル連絡会のメンバーであり慶應義塾大学大学院政策メディア研究科教授である金谷年展氏が登場。ディーゼル車のメリットについて幅広い視点でトークを展開した。

 ディーゼル車といえば、今回のパネラーである石原良純氏の父親で東京都知事の石原慎太郎氏が、1999年に煤が入ったペットボトルを振るパフォーマンスとともに“ディーゼル車NO作戦”を発表したことが思い出される。この施策は本来大型トラックなどを対象にしたものだったが、日本におけるディーゼル車のイメージは急速に悪化。国内ではディーゼル乗用車が激減した。

 しかし、現在のディーゼル車はエンジンや燃料などの進化により、ガソリン車に迫る優れた環境性能を有している。黒煙や煤もほとんど出なくなった。するとガソリン車よりも燃費が良く、CO2排出量も大幅に少ない点に注目が集まり、CO2排出量削減に積極的な欧州ではディーゼル車の新車販売シェアが50%を超えるまでになっている。

 実際、CO2排出量削減という視点ではディーゼル車の普及は効果が大きいという。日本国内の乗用車の10%がディーゼル車になった場合、約100万件の住宅に太陽光発電を導入したのと同等となる年間200万トンのCO2が削減できるという。

 また、燃料である軽油はガソリンと比較して原油からの精製時に排出されるCO2が少ない。車輌価格はガソリン車と比較して若干割高になるが、ディーゼル車の普及は自動車社会全体にとってもメリットがあることなのだ。

 トーク終了後にメルセデス・ベンツE320CDIに試乗した石原氏は、「黒煙や騒音といったディーゼル車のイメージは過去の話。今のディーゼル車はクリーンでしかもパワフル。もらえるのならすぐにもらって帰ります。」と最新ディーゼル車の性能に魅せられた様子だった。

 今秋以降には、国産メーカー各社からもクリーンディーゼル・エンジンを搭載した乗用車が国内市場に投入される。今後は環境に優しいクルマとしてハイブリッド車とともにディーゼル車が大きな注目を集めることになるはずだ。