アウディフォーラム東京で2台の歴史的モデルが公開

▲アウディの歴史上非常に重要な2台のユニークなモデルが、アウディフォーラム東京で12月末まで一般公開される。

▲1924年型DKW Slaby-Beringerは最高出力3psの170cc単気筒エンジンを搭載。最高速度は45km/h。生産台数は266台だ。

▲1967年型NSU TTS Gruppe 2は、最高出力147ps/8500r.p.m.の空冷式1285cc直4ツインスパーク・エンジンを搭載する。
 アウディ・ジャパンは、東京・表参道エリアにあるアウディのブランドショールーム、アウディフォーラム東京において、1924年型DKW Slaby-Beringerと1967年に開発されたレーシングカーのNSU TTS Gruppe 2を12月末までの期間一般公開する。

 今回展示される2台は、アウディの歴史を語るうえで重要なDKW社およびNSU社が開発したユニークなモデルだ。

 DKWは1932年に設立されたアウトウニオンAGに加わった4つの自動車メーカーのうちの1社。今回展示される1924年型DKW Slaby-Beringerは、当時電気自動車を製造していたSlaby-Beringer社の車体にDKW製ガソリン・エンジンを搭載したモデルだ。

 Slaby-Beringer社は第1次世界大戦後に設立され、当時、日獨電氣自動車商会を通じて多くの電気自動車をタクシー用として日本に輸出していた。日本における販売が大きな割合を占めていた同社は、関東大震災の影響により経営危機に陥り、1924年にDKWに吸収合併されている。今回の展示車輌はアウディと日本との80年にもわたる関係を象徴した歴史的モデルでもあるのだ。

 一方、NSU社は1873年に編機メーカーとして設立。1901年にオートバイの製造を、1906年に自動車の製造を開始している。2度の世界大戦ののち1956年に自動車生産を再開し、ロータリー・エンジンを搭載したヴァンケルスパイダーやRo80などを世に送り出した。その後、1969年にアウトウニオンと合併し、アウディNSUアウトウニオンAGとして再出発している。

 今回のNSU TTS Gruppe 2は、1961年に発表されたNSU Prinz 4(600cc)をルーツに持つレーシングカーだ。NSU Prinz 4は1964年にNSU Prinz 1000に発展、1967年にはスポーツモデルのNSU TTと、さらにパワフルなNSU TTSに進化。数多くのツーリングカーレースやジムカーナ、ヒルクライムなどで活躍している。

●アウディ・ジャパン
http://www.audi.co.jp/