日産が北京でリアルタイム交通情報対応ナビを実用化

▲日産と北京交通情報センターが、プローブカーによるリアルタイム交通情報に基づいて渋滞回避ルート情報を提供するカーナビを、中国で初めて実用化した。
 7月22日、日産自動車と北京市交通情報システム(BTIC)は、北京市の交通渋滞および環境の改善を目的としたSTAR WINGS(スターウイングス、中国名:星翼)プロジェクトの第1段階として、渋滞回避ルート情報を提供するカーナビゲーションシステムを実用化したと発表した。

 このシステムは、北京市内においてBTICが有する世界最高密度のプローブカー交通情報システム(無線通信技術を用いて車輌の位置や速度などの情報を収集する技術)が生成するリアルタイム交通情報に基づいたもの。同様の機能を持つカーナビゲーションの実用化は中国初となる。

 実用化に合わせ、日産とBTICはスターウイングスに対応した簡易型ナビゲーション(PND)を北京市内のタクシー200台に2カ月間搭載し、ユーザーニーズにより適合させるために交通情報の使われ方を調査する。また、このPNDは北京オリンピック期間中にスタッフ用車輌でも使用される予定だ。

 ちなみに、スターウイングス対応ナビゲーションは、6月に中国で発売された新型ティアナの最上級グレードに標準装備。2.5リッターの上級グレードにオプション設定されている。

 また、日産とBTICは、スターウイングス・プロジェクトによる渋滞改善やCO2削減などの効果を検証するプログラムを、北京工業大学および広島大学と共同で完了させたと発表。その結果、スターウイングス対応ナビゲーションが北京市の車輌の30%に普及した場合、目的地到達までの所要時間は最大16%短縮され、CO2排出量は最大27%削減されるという。

●日産自動車
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