エクストレイルFCVがニュルで燃料電池車最速ラップ

▲エクストレイルFCVがドイツ・ニュルブルクリンク北コースで燃料電池車として最速ラップとなる11分58秒を記録した。

▲当日は全面ウェットの厳しいコンディションだったが、通常のストリートタイヤでアタック。ドライなら更に短縮できたはずだ。
 日産自動車は、ドイツのニュルブルクリンク北コースにおいて燃料電池車のエクストレイルFCVでタイムアタックを実施。燃料電池車として最速ラップタイムとなる11分58秒を記録した。

 タイムアタックは、2008年のニュルブルクリンク24時間レースに日産350Z(日本名:フェアレディZ)で出場したレーシングドライバーのフランク・アイクホルト選手が担当。当日は、1周20.8kmのコースは全面ウェットで、好タイムを期待するには厳しいコンディションだったが、エクストレイルFCVは通常のストリートタイヤを装着して“悪魔の森”の異名を持つ世界屈指の難関コースに挑んだ。

 燃料電池車であるエクストレイルFCVは、水素を燃料に燃料電池スタックが発電した電気をエネルギーにモーターで走行する。走行時はロードノイズと風切り音以外ほぼ無音。水素燃料は350気圧の高圧タンクに搭載。走行時に排出するのは水だけだ。

 アイクホルト選手はタイムアタック後に、「FCVを運転するのがこんなに快適だとは思わなかった。いくつかのアップヒルセクションには難しい部分もあったが、速度は十分に速かった。コースが濡れていなければ、30秒から40秒は更に短縮できたと思う」とコメントしている。

 クストレイルFCVは、2006年から日本および米国カリフォルニア州で実証実験を実施。モーターは最高出力120ps、最大トルク28.5kg-mで、2次電池には最新のリチウムイオン電池を搭載。最高速度は150km、航続距離500kmとなっている。

 日産は現在、2015年までの生産開始を目指し、燃料電池車の信頼性向上に向けた開発や、水素貯蔵システムとコスト低減に関する研究を進めている。

●日産自動車
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