新型LS国内営業担当者に聞く、その3(価格設定)

▲花田隆之:1984年入社。調査部に6年間在籍した後、商品企画に移り、11年の間にセルシオ、クラウン、マークII、プログレ、センチュリー、初代プリウス、カローラなどを手掛ける。その後、国内営業企画レクサス準備室に移動。現在はレクサス国内営業部営業室計画グループ担当課長。

▲新型LSの価格は、装備面まで含めて考えれば、従来のセルシオと大きくは変わらないという。写真はLS600hL。

▲新型LSには、ベンツSクラスなどと同様にロングボディ・バージョンも用意される。こちらはハイブリッド仕様のみとなる。

▲装備を含めればセルシオと大きく変わらない、といわれても、やはり気になるLSの価格。セルシオは593万2500円からだった。
 いよいよ9月にレクサスのフラッグシップ・モデルとなる新型LSが登場するが、果たして価格はどのくらいに設定されるのか。メルセデス・ベンツSクラスやBMW7シリーズなどがライバルになることを考えれば、1000万円級になることも容易に想像できる。セルシオとの価格差も気になるところ。レクサスの国内営業を担当する花田隆之氏にそのあたりについて聞いてみた。

――トヨタからレクサスになることで、LSはセルシオから価格は上がるんですか?

花田:アルテッツァとIS、そしてアリストとGSの例をとれば、車両本体価格そのものは同じ傾向にあるといえます。ただし、セルシオの場合は、ベースとなる車両本体価格があって、そこから商談していただいて、様々な装備やチョイスをしていただいているうちに、ある価格に落ち着くという感じでした。しかし、レクサスでは最初から充実した装備が標準設定となっていますので、実際に同じような装備内容としたら、現在のセルシオと比較してそう大きく変わるところはないと思います。

 LSはもともと安いクルマではありません。われわれが実施したクリニックでは、絶対的な価格はどうこうではなく、“納得できるものなら高くても買うし、納得できないものなら少し安くたって買わない”という結果でした。当然といえば当然ですが、このクラスでは何万円高い、何十万円安い……ということは大きな問題ではなく、納得できる内容であるかどうかが大切なんです。

――ついに真打ちのLSで販売現場は盛り上がっているのではないですか?

花田:そうですね。LSは単なる1モデルではなく、レクサスのフラッグシップでもあります。LSによる単純な売り上げや販売台数のアップだけではなく、フラッグシップ登場によるイメージ・アップなどを考えると、ISやGS、SCといった既存モデルの販売にも悪い効果があるはずがありません。LSが出る今年の9月からが、レクサスの本当の勝負かな……と、そう思います。
(佐野弘宗)

【新型レクサスLS 国内営業担当者インタビュー】
・新型LS国内営業担当者に聞く、その1(国内販売)
・新型LS国内営業担当者に聞く、その2(営業方針)

【新型レクサスLS チーフエンジニア・インタビュー】
・新型LSチーフエンジニアに聞く、その1(開発思想)
・新型LSチーフエンジニアに聞く、その2(メカニズム)
・新型LSチーフエンジニアに聞く、その3(商品力)

●レクサス
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