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初乗りレポート

640psはダテじゃない! ムルシエラゴLP640

2006年08月08日

  • DATA
  • ランボルギーニ・ムルシエラゴLP640
    マイナーチェンジ
    価格:3139万5000円〜3244万5000円
    種別:2ドア・クーペ
    エンジン:6.5V12(640ps)
    変速機:6M/T、6A/T
    駆動方式:4WD
    文:ROSSO 櫻井健一
    取材協力:アウトモビリ・ランボルギーニ・ジャパン


どんなクルマ?


2001年9月に登場したランボルギーニの旗艦モデル、ムルシエラゴの進化型改良版。ミドに搭載するV12ユニットは、6.2リッターから6.5リッターに排気量をアップ。最高出力は車名に“640”とあるように640psへ60psも向上した。外観は前後バンパーやホイールのデザインなどを変更。流行のカーボン・ブレーキ・ディスクも採用している。インテリアもシート表皮などを中心に刷新し、高級感の演出もぬかりない。

良いところ


とにかく640psのパワーは絶大だ。大排気量NAらしく、どこから踏んでもモリモリとパワーが現れる。このV12エンジンは1500r.p.m.で約48kg-m、2500r.p.m.では最大トルクの約8割に相当する55kg-m以上のトルクを発生。右足を軽く踏み込めば、まるでアクセルにダイレクト接続されているかのようなレスポンスで加速体勢に移る。どこから踏んでも速い! このパワー感、そして排気音はスーパーカー然としたものだ。

気になるところ


今回はサーキット試乗のみだったので、街中での快適性や使い勝手などは未確認。よって、セミA/Tであるeギアの進化具合はわからず。気になる点があるとすればこの1点である。従来モデルに比べリア・サスが若干硬めで、ストローク不足気味に感じたが、そう言い切れるほど走りこめなかった。とにかくサーキットでは、ハンドリングの良さと速さが光った。カーボン・ブレーキの効きとフィーリングにも舌を巻く。

ライバルは?


フェラーリの新フラッグシップ、599が目下のライバル……と言いたいが、あちらはFRの“速くて快適なロング・ツアラー”で、LP640とは狙う層が若干異なっている。今や世界で唯一ともいえる量産ミドシップV12モデル(しかも4WD)であるLP640の存在価値は計り知れないものがある。快適性も持ち合わせているが、アストンマーティンのV12ヴァンキッシュや911ターボよりも、スポーツ指向が高いといえるだろう。

総合評価

  • SPEC
  • ランボルギーニ・ムルシエラゴ
    LP640(6M/T)
    全長4610、全幅2058、全高1135mm
    ホイールベース:2665mm
    車両重量:1665kg
    エンジン:6.5V12DOHC
    最高出力:640ps/8000r.p.m.
    最大トルク:67.3kg-m/6000r.p.m.
    最小回転半径:6.27m

4WDシャシーを採用しているとはいえ、基本的にはミドシップ・エンジン&後輪駆動の挙動が楽しめる。だが、4WDを過信して調子にのると、最終的には限界域で、ミドシップならではのドライビング・スタイルが要求される。スピンモードに入ると、やはりリアからコースアウトする(←試したのか!?)。剛性感タップリのシャシーとパワフルなエンジン、そして5周やそこらでは音をあげないカーボン・ブレーキと、進化を確実に感じ取れる仕上がりだった。

ズバリ結論! サーキットもガンガンいける640馬力

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