スカイライン・クーペは予想通りの高い完成度
2007年08月01日
DATA
日産スカイライン・クーペ・プロトタイプ
プロトタイプ
価格:未定
種別:Dセグメント・クーペ
エンジン:3.7V6(未定)
変速機:6M/T、5A/T
駆動方式:FR
文:佐野弘宗
取材協力:日産自動車
日産スカイライン・クーペ・プロトタイプ
プロトタイプ
価格:未定
種別:Dセグメント・クーペ
エンジン:3.7V6(未定)
変速機:6M/T、5A/T
駆動方式:FR
文:佐野弘宗
取材協力:日産自動車

今年4月のニューヨークショーで初公開されたインフィニティG37クーペは、新型スカイライン・クーペとして日本でも発売予定。現時点ではまだプロトタイプだが、エンジンは新開発の3.7リッター可変バルブリフトVVEL(ブイベル)のみで、トランスミッションは5A/Tと6M/Tが用意されるという。日産の公式アナウンスでは日本発売は“今年秋”だが、各メディアの情報では10月初旬発売が濃厚らしい。

今回は19インチ・ホイールに4輪アクティブステア(4WAS)を装備したスポーツ・グレード(市販型はベーシック・グレードもあり)のみの試乗となった。全体にセダンよりロールを抑制したハンドリングで、19インチながら乗り心地やワンダリングは優秀。また4WASも、過渡制御の見直しでその反応はセダンより自然に。後輪操舵量は変らないそうだが、後輪が急速にインに寄っていくような違和感は薄まった。

バンパー左右のインテークがメッシュ造形のダミー・カバーとなっているのは、ちょっと興ざめ。空力の問題でふさがれているそうだが、そうであればメッシュ風デザインにしないほうがいい。せっかくの高級クーペなのだから、もっと気持ちよくユーザーをだましてほしい。また、6M/Tが残されたのはM/Tマニアには朗報だが、ゴキゴキと引っかかりがちなシフトフィールが改善されていないのも残念だ。

メイン市場の北米ではBMW3シリーズ・クーペとガチンコだというが、日本では3シリーズとの価格差は非常に大きく、国産車ではスカイライン以外のクーペは死滅状態。日本市場で正面から競合するライバルはない。ただし、日本の販売現場ではフェアレディZと迷う人が少なくないらしい。エンジンやシャシーなどはスカイラインのほうが新しく高性能だが、熟成きわまったZの走りも軽快でしなやか。

SPEC
日産スカイライン・クーペ・プロトタイプ
全長:4650mm
全幅:1824mm
全高:1392mm
ホイールベース:2850mm
車両重量:1643kg
エンジン:3.7V6DOHC
最高出力:330hp/7000r.p.m.
最大トルク:37.3kg-m/5200r.p.m.
最小回転半径:5.5m
※諸元はすべて、インフィニティG37クーペ・ジャーニー(5A/T)
日産スカイライン・クーペ・プロトタイプ
全長:4650mm
全幅:1824mm
全高:1392mm
ホイールベース:2850mm
車両重量:1643kg
エンジン:3.7V6DOHC
最高出力:330hp/7000r.p.m.
最大トルク:37.3kg-m/5200r.p.m.
最小回転半径:5.5m
※諸元はすべて、インフィニティG37クーペ・ジャーニー(5A/T)
すべてがほぼ予想通りに完成度が高い。セダンより低く短いシャシーはフットワークや電子制御がさらに磨かれている。新開発VQ37VHRエンジンも従来の3.5リッターより全域でトルクが上乗せされており、また初期のBMWバルブトロニックのようなスロットル・レスポンスの鈍さも今回は感じなかった。エンジン以外にも、19インチ・ホイールやアルミ製4ポット対向キャリパーなどはクーペ専用の新装備となる。
ズバリ結論! 国産最後のクーペを大切に保護せよ
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