カローラ・ルミオンの走りは意外にしっとり上質
2007年11月20日
DATA
トヨタ・カローラ・ルミオン
ニューモデル
価格:168万〜231万円
種別:Cセグメント・ハッチバック
エンジン:1.5直4(110ps)、1.8直4(136ps、128ps)
変速機:CVT
駆動方式:FF、4WD
文:佐野弘宗
写真:編集部
トヨタ・カローラ・ルミオン
ニューモデル
価格:168万〜231万円
種別:Cセグメント・ハッチバック
エンジン:1.5直4(110ps)、1.8直4(136ps、128ps)
変速機:CVT
駆動方式:FF、4WD
文:佐野弘宗
写真:編集部

カローラ・シリーズとしてはスパシオの後継モデル的存在(ルミオンは2列5人乗りだが)で、北米では2代目サイオンxBとして売られるハイトワゴン。北米では2.4リッター直4を搭載して、フェイスデザインもルミオンとは少し違う。スクープ誌では以前から“デカbB”として情報が出ていたとおり、北米での先代サイオンxBは、日本における初代bBだった。全幅1.76mの3ナンバー・ボディとなる。

名前はカローラだが基本設計がオーリス派生となるルミオンは、箱型のスタイルに似合わぬ(?)優秀な走行性能と静粛性が印象的。とくに1.8リッターにオプションの16インチタイヤを履かせた仕様は、しっとり落ち着いた乗り心地、フラットな高速安定性、ほどよく俊敏なハンドリング、適度に重く正確なステアリング……と乗り味はハイレベルで上質。また、風切り音やロードノイズも意外なほど低い。

北米市場を強く意識したためか、室内のまとめ方が日本人としては微妙に違和感のあるスケール感。室内空間それ自体はメチャクチャ広いのだが、肩まわり部分だけが必要以上に広かったり、また後席もスペースは広大なのにシートが補助席的な作りだったり……。日本人の体形には運転席はもう少しタイトなほうが心地いいし、これだけの空間があるなら快適なフル4シーターを目指してほしかった。

前席優先ハイトワゴン……というコンセプト面では、トヨタbBや日産キューブ、ホンダ・モビリオ・スパイクあたりに似ている。だが、それをひと回り大きなカローラのサイズで実現したところが、ルミオンの新しさであり、北米市場を意識したユニークさ。純粋なステーションワゴンとしてカローラ・フィールダーや日産ウイングロードと比較しても、しっとり落ち着いた乗り味はひとクラス上級の感覚。

SPEC
トヨタ・カローラ・ルミオン1.8Sエアロツアラー(CVT)
全長:4215mm
全幅:1760mm
全高:1630mm
ホイールベース:2600mm
車両重量:1320kg
エンジン:1.8直4DOHC
最高出力:136ps/6000r.p.m.
最大トルク:17.8kg-m/4400r.p.m.
最小回転半径:5.2m
トヨタ・カローラ・ルミオン1.8Sエアロツアラー(CVT)
全長:4215mm
全幅:1760mm
全高:1630mm
ホイールベース:2600mm
車両重量:1320kg
エンジン:1.8直4DOHC
最高出力:136ps/6000r.p.m.
最大トルク:17.8kg-m/4400r.p.m.
最小回転半径:5.2m
ネーミングだけ見るとカローラがベースのお手軽バリエーションという印象が強いのだが、サイオンxBとして重要な北米戦略モデルという側面も持つからか、その走りの仕上がりはかなり優秀。とくにオーリスと共通のプラットフォームが効いている感じで、その能力を存分に味わいたいなら、1.8リッターを選んで、オプションの16インチはぜひ装着すべし。ステアリングも1.5リッターは少し心もとない。
ズバリ結論! 意外にも(?)資質はスポーツワゴン
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