4.6V8+8A/T搭載で走りが魅力アップ、レクサスGS
DATA
レクサスGS
マイナーチェンジモデル
価格:538万〜783万円
種別:プレミアムEセグメント・セダン
エンジン:3.5V6(315ps)、4.6V8(347ps)、3.5V6+モーター(345ps)
変速機:6A/T、8A/T、無段変速機
駆動方式:FR、4WD
文:佐野弘宗
写真:編集部
どんなクルマ?

日本のレクサスで最初にデビューしたGS(国際的には3代目)がマイナーチェンジ。フロントマスクを派手めに化粧直ししたほか、エクステリア細部をデザイン変更。インテリアにもLSに続いてセミアニリン本革仕様が設定された。また、V8モデルのパワートレインを、LS460と共通の4.6リッター+8A/Tに変更することで、弟分のV6のほうがパワフル……という従来の“ネジレ現象”をついに解消した。
良いところ

従来のGS430から29万円アップしたGS460だが、実質的な魅力アップの度合いは十二分に納得できるもの。新しい460はV6の350より明らかにパワフルで静か。また、8A/Tの小気味いい変速フィールも、最高級サルーンのLSでは賛否両論だったが、よりコンパクトでスポーティ志向が強いGSには似合っている。アクティブスタビライザー付きモデルのフットワークも、以前よりは路面の当たりがまろやかだ。
気になるところ

GS350のほうはボディ剛性を見直した以外はメカニズムに大きな変更なし。アクティブスタビライザー付きの460も以前の430よりは快適になったが、ノーズの重さを持てあまし気味……という印象は変わりない。現在のGSがかなり高度なデキなのは同意するが、それでもベンツ・ビーエムに対抗する高級ブランドを標榜する以上は、モデル・ライフ中の開発・熟成はもっと積極的に実施してほしいところだ。
ライバルは?

レクサスのミドル・モデルだけに、トヨタが見据える競合車はメルセデス・ベンツEクラス、BMW5シリーズ、アウディA6など。そしてジャガーの新しいXFも来年に上陸予定だ。ハイテクの充実度はナンバーワン。スタイルや味わいにはいろいろと好みがあるだろうが、少なくともGSの高速クルーズ性能は欧州ライバルに引けを取らず、たしかに日本の高速でも本気でブッ飛ばしているGSをよく見かける。
総合評価
SPEC
レクサスGS460“バージョンL”(8A/T)
全長:4850mm
全幅:1820mm
全高:1425mm
ホイールベース:2850mm
車両重量:1740kg
エンジン:4.6V8DOHC
最高出力:347ps/6400r.p.m.
最大トルク:46.9kg-m/4100r.p.m.
最小回転半径:5.2m
ISとLSにはさまれて、日本では今ひとつ存在感が薄い(失礼!)GS。しかし、乗り心地や高速性能、ハンドリング……といったバランス点の高さは、3台のなかでも最も欧州ライバルに肉薄しており、現行レクサスでは、もっともストレスなくブッ飛ばせるドライバーズ・カーだ。とくにノーマル仕様のGS350は、レクサスならではの乗り心地と自然で軽快なハンドリングが見事に両立した推薦株である。
ズバリ結論! 本当の運転好きは注目すべし!