セレナ・ライダー、走りだけでなく乗り心地も素晴らしい
2008年04月04日
- DATA
- 日産セレナ・ライダー・ハイパフォーマンススペック
追加モデル
価格:279万8250〜322万8750円
種別:背高Mクラス・ミニバン
エンジン:2.0直4(147、136ps)
変速機:CVT
駆動方式:FF
文:佐野弘宗
写真:編集部
昨年12月のセレナのマイナーチェンジに合わせて登場したオーテックジャパン謹製セレナ。強化ボディや専用サス、そして専用エンジン……というチューン内容は、エルグランドやノートのハイパフォーマンススペックに準じるものだが、エンジンは専用カムにハイオクガソリン化……という本格派。エクステリアももちろんビレットグリル風。ノーマルエンジンのパフォーマンススペックも用意する。
セレナ特有の腰高感を見事に払拭したシャシーは安定感バツグン。匠技炸裂の強化ボディの恩恵で、ハードチューンサスながら乗り心地も快適で、ロールを抑えた身のこなしは快適性の点でもノーマルより好感が持てる。ヴォクシー/ノアやステップワゴンと比較して総じてロールが大きめだったセレナだが、オーテックチューンによって、Cプラットフォームの素性のよさを存分に引き出された感あり。
このセレナはオーテックジャパンの(ハイ)パフォーマンススペック各車のなかでも最も完成度が高く、ファミリーユースにもオススメできそうな乗り心地が素晴らしい……のだが、そうなると、エクステリアに派手なライダー顔しか用意されないのがちょっと気になる。ノーマル顔のパフォーマンススペックがあれば、個人的にはがぜん食指が動くのに。生産に手間がかかるのは分かるがもったいない。
専用エンジンを積んだハイパフォーマンススペックの価格は300万円前後に達するが、ステップワゴンの2.4スパーダとほぼ同等。大排気量+ローハイトボディの基本設計で絶対性能はスパーダ優勢だが、オーテックセレナには手の込んだハードウェア特有のオーラが漂う。ノーマルエンジンならもっと安価だし、オーテックセレナ最大のキモはシャシーなので、ハイ〜でなくても満足度は十二分に高い。
- SPEC
ライダー・ハイパフォーマンススペック(2WD)
全長:4715mm
全幅:1740mm
全高:1820mm
ホイールベース:2760mm
車輌重量:1650kg
エンジン:2.0直4DOHC
最高出力:147ps/5200r.p.m.
最大トルク:21.1kg-m/4800r.p.m.
最小回転半径:5.7m
もともと素性のいいセレナに、オーテックのノウハウが存分に活かされた感が強い。ハンドリングは鋭いが過敏ではなく、また余計な挙動を排した乗り心地もノーマルより快適なくらい。マニアックなスポーツ派だけでなく、自分でステアリングを握るすべてのミニバンオーナーにオススメしたい“ドライバーズ・ミニバン”だ。居住性はセレナそのものだから、もちろんステップワゴンより優秀だし……。
ズバリ結論! 間違いなく史上最高のセレナ











