ベンチマークはいない? SLクラスの最高峰モデル
2008年05月17日
DATA
メルセデス・ベンツSL・AMG
マイナーチェンジ
価格:未定
種別:プレミアム2ドア・オープン
エンジン:6.2V8(525ps)、6.0V12ツインターボ(612ps)
変速機:7段A/T
駆動方式:FR
文:平井大介(ROSSO編集部)
取材協力:メルセデス・ベンツ日本
メルセデス・ベンツSL・AMG
マイナーチェンジ
価格:未定
種別:プレミアム2ドア・オープン
エンジン:6.2V8(525ps)、6.0V12ツインターボ(612ps)
変速機:7段A/T
駆動方式:FR
文:平井大介(ROSSO編集部)
取材協力:メルセデス・ベンツ日本

今年のジュネーブ・ショーで発表された、ビッグマイナーチェンジ版SLクラス(コードネームR230)。そのトップモデルとして同時に発表されたのが、65AMGと63AMGと呼ばれる2台のAMGモデルだ。65はマイチェン前にも用意されていたV12ツインターボだが、63は最近AMGの各車に採用されているAMG初の自社開発エンジンとなるV8NA。後者には新開発のセミA/T“AMGスピードシフトMCT-7”が組み合わされる。

元々強い表情のルックスに、AMGらしいエアロを組み合わせたアピアランスは魅力満点。63は標準モデルに用意されているアクティブステアリングは非装着ながら、ワインディングでも軽快なフットワークを見せ、V8NAのフィーリングも絶品。MCT-7はモード切り替えごとにシフトスピードが向上し、RSモードではレーシングスタートが可能となる。63でも十分な速さ……と思いきや、65はもっともっと異次元の速さだった。

MCT-7はトルコン7段A/Tの7Gトロニックをベースに、ケースはそのままシングルプレートのクラッチを組み込んだもの。ユニット全体で80kgの軽量なうえシフトスピードも速いしイイとは思うのだが、フェラーリのF1スーパーファストには速さ、感触ともにまだまだ敵わない。7Gトロニックを単純に軽量化するだけでもよかった気が。あとわざとだとは思うが、63と65の外観上の違いがほとんどないのも……。差別化は不要?

SLの標準モデルで想定ライバルとして挙げられた各モデルのトップグレード。具体的にはポルシェ911ターボ、BMW・M6、アストンマーティンV8ヴァンテージ(もしくはいずれ加わるV12)、ジャガーXKR……となるが、標準モデルと同じくクローズドとオープン両方を楽しめるSLは、依然有利だといえる。とくに63AMGは自ら「ベンチマークはない」と断言するほどで、メルセデスAMG社の気合いが感じられる。

SPEC
SL63AMG
全長:4605mm
全幅:1816mm
全高:1298mm
ホイールベース:2560mm
車輌重量:1970kg
エンジン:6.2V8DOHC
最高出力:525ps/6800r.p.m.
最大トルク:64.3kg-m/5200r.p.m.
最小回転半径:11.04m
SL63AMG
全長:4605mm
全幅:1816mm
全高:1298mm
ホイールベース:2560mm
車輌重量:1970kg
エンジン:6.2V8DOHC
最高出力:525ps/6800r.p.m.
最大トルク:64.3kg-m/5200r.p.m.
最小回転半径:11.04m
63AMGをワインディングで走らせていたら、自分の運転が上手くなったと錯覚した。速く、軽快に、そして安定して走ることができる。う〜ん楽しい! それだけキャパシティが高いのだろう。ココだけの話、実は試乗でペアを組ませて頂いた某ジャーナリストも「これ、いくらかな?」とホンキで欲しがっていた。ビッグマイナーで延命なんてトンデモナイ。熟成したシャシーも手伝い、ライバルたちが震撼する仕上がりとなったのだ。
ズバリ結論! 63は1000Nmの65が霞むほどの魅力
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