新型プリウス・プロトタイプ試乗、全方位で魅力アップ
2009年03月25日
- DATA
- トヨタ・プリウス・プロトタイプ
フルモデルチェンジ
価格:未定
種別:Cセグメント・ハッチバック
エンジン:1.8直4+電気モーター(合計136ps)
変速機:無段変速機
駆動方式:2WD
文:佐野弘宗
取材協力:トヨタ自動車
インサイトのヒットでさらに話題の新型プリウスの日本発売は5月中旬予定。ボディサイズは2代目とほぼ同等で、ハイブリッド基本原理やニッケル水素バッテリー本体は従来と変わりないが、エンジンは新設計1.8リッター、リダクション追加でモーター軽量化、プラットフォームはオーリス系の新世代……とすべてが新しい。今回試乗したのはプロトタイプという名の“ほぼ完成した3代目プリウス”である。
当初は“性能アップで価格もアップ”といわれたとおり、動力性能や燃費が向上しただけでなく、各部の質感やシャシー性能も確実に1〜2ランクはアップした印象。とくに17インチの最上級グレードなどはちょっとしたスポーツサルーンの味わい。エンジン1.8リッター化の主目的もあくまで高速燃費の向上にあり、パワーアップは副産物っぽい。この内容にして価格がウワサどおりなら……それは大事件だ!
2代目最大の弱点だった後席ヘッドルームは、プリウスの象徴でもあるルーフラインの頂上をリア側に移動して改善……とうたっている新型でも正直なところ広くはない。空力のための前面投影面積も大切だが、これで大人4人に文句なしのインテリアがあれば本当に無敵だと思うんですけど。また、強烈な楕円形ステアリングもメーター視認性や乗降性に配慮したのだろうが、操作性はハッキリと悪い。
最新の新型プリウスの予想価格は“最低205万円!”。完全にインサイトとガチンコだ。純粋な最低価格はインサイト(189万円)のほうが安いが、サイド&カーテンエアバッグやS-VSCが標準といわれるプリウスと装備内容を揃えれば完全に横ならび。プリウスの爆安ぶりが際立つ。実用燃費もどうやらプリウス優勢のようだし、シャシー性能や各部の質感もインサイトより明確に1〜1.5クラス上級だから。
- SPEC
トヨタ・プリウス・プロトタイプ
全長:4460mm
全幅:1745mm
全高:1490mm
ホイールベース:2700mm
車輌重量:―
エンジン:1.8直4
最高出力:―
最大トルク:―
モーター最高出力:81ps
システム最高出力:136ps
最小回転半径:―
初代プリウス発売から約12年、そして2代目は世界規模で尻上がりに人気が上昇してきただけに、この新型もまさに正常進化である。スタイルやイメージや未来的な走行感覚はそのままに、走行性能もクオリティも、そして燃費も全方位で魅力がアップしている。これなら250万円でも……というのが、お世辞ぬきの印象。ちまたでウワサされる価格が本当なら、トヨタさん、ホンダをいじめすぎだって!
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