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3エンジンin1の新機軸、SIドライブの効果は?
エンジンもかなり手を加えられたというけれど……
マイチェンで走りはどのように進化した?
レガシィ
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3エンジンin1の新機軸、SIドライブの効果は?

SIドライブの中でも興味深いのがインテリジェント・モードだ。これはECUなどで出力を抑えることによって、実用燃費が大きく向上するもの。見ようによってはエコ・モード的なのだが、決して我慢を強いられるようなことはない。確かにパワーは抑えられるが、それでも2リッターNA並だから、十分に気持ちよく走るだけの力があるのだ。それどころか、街中をユッタリと流したいときなどには向いてさえいる。例えば2.0GTスペックBなどは、ある意味過剰なパワーとレスポンスがあり、時として加減速が急になりすぎることがあるが、それが程よく抑制される。また、ワインディング等では、パワーを使い切って走る感覚。これが思いのほか楽しいのだ。

レガシィ
エンジンもかなり手を加えられたというけれど……

エンジンはそれぞれ進化している。中でも大きなステップアップをみせているのが2.5リッターだ。これはSIドライブが付かないが、可変動弁機構の採用で出力特性が向上。高回転域が実に伸びやかになった。もともと回転バランスに優れるのが水平対向エンジンの強みだが、それが更に強調されたのだ。ターボよりも味わい深い面さえあるといえる。また、2.0リッター・ターボ、3.0リッターとも低中速トルクが改善され、扱いやすが増している。面白いのは3.0リッターのA/Tに採用されたダウンシフトブリッピングコントロール。ダウンシフト時に、あの6気筒の快音が響きわたるのだからたまらない。パドルがステアリングポスト固定式で使いやすいのも朗報だろう。

レガシィ
マイチェンで走りはどのように進化した?

サスペンションに関しては昨年の改良時にほぼ完成の域に達したということで変更はないのだが、ボディ側を強化することでハンドリングはまたも進化している。しなやかさと機敏さのバランスの次元が一歩進んだ印象だ。ステアリング操作に対する反応もよりリニア。路面が荒れたコーナーをハイスピードで通過する際も正確性が高まっており、自信をもってドライビングできる。また、ウエットのサーキットでもフロントタイヤの性能を引き出しやすく、思い通りにノーズの向きをコントロールできるのが快感だった。もちろん、シンメトリカルAWDならではの安定性は抜群で、例え車輌安定装置がなくとも不安にならないほどだ。

レガシィ
で結論は

コツコツと改良を重ねる姿勢を貫いているスバルのことだから、今度のレガシィもドライバーズカーとして熟成されているだろうことは想像していた。もちろんそこは外しておらず、多岐に渡ってこだわりの進化を遂げているだが、それよりももっと嬉しい驚きはSIドライブによって知的にクルマを楽しむという新しい考え方がプラスされたこと。パフォーマンスの高さだけがクルマの楽しみではないことを教えてくれる存在となったのだ。環境との調和をハッキリと打ち出してきた新型レガシィは、末永く付き合える存在になったといえる。また、ドライバーのみならず、乗る人すべてに満足感をもたらしてくれるのも嬉しいところだ。

レガシィ
知的な面も持つグランドツアラー

石井昌道

解体新車のメインテスターをはじめ、自動車専門媒体から一般誌まで幅広く活躍するフリーランス・モータージャーナリスト。久々に今回は、取材車以外のクルマをバックに撮影してみました。この写真を「あれ?」と思った人はかなりの解体新車ツウですぞ。後ろに写っているクルマはプリウス。そう、このコーナーで何度か話題にした石井さんの新しい愛車が遂に納車されたのです。というわけで早速、記念撮影となったのですが、ふとナンバーに目をやると、何の変哲もない番号なのに、なぜか希望ナンバーを示す330の文字が刻まれているではないですか。で、その番号はというと、「・141」。1・4・1、イ・シ・イ……、プップップ。石井さん、意外とベタな性格だったんですね。

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