■MODEL YEAR:1970年




やや没個性なスタイリングや、350GT/400GTから受け継いだ旧態依然としたドライブトレインが災いしてか、イスレロは発売早々セールス面で苦戦を強いられることとなる。その打開策として急遽開発が進められ、イスレロの後継車種として1970年のジュネーブショーで発表されたのがハラマである。

ハラマのボディ構造のベースは、ひと足先にデビューしていたフル4シーターGT・エスパーダに採用されていたセミモノコックで、そのホイールベースを270mmほど詰めることによって2+2へとアレンジされている。ボディデザインは、ミウラ、エスパーダ同様ベルトーネが担当。そのフォルムは直線と平面を基調にした簡潔なものながら、フロントノーズを縮め、リアにコーダトロンカ・スタイルを導入することで、モダンなプロポーションに仕上げている。

エンジンは、イスレロS同様ハイチューン版の4リッターV12が搭載され、高い動力性能を得ていた。しかし、オールマイティゆえの中途半端さが影響したのか、ハラマの販売台数は伸び悩み、1978年までに327台が生産されたにとどまっている。


SPECIFICATIONS
●全長×全幅×全高:4485×1820×1190mm
●ホイールベース:2380mm
●トレッド:F1490/R1490mm
●車輌重量:1540kg
●エンジン形式:水冷60度V型12気筒DOHC24バルブ
●ボア×ストローク:82.0×62.0mm
●総排気量:3929cc
●燃料供給:ウェーバー40DCOE×6
●最高出力:350ps/7500r.p.m.
●最大トルク:40.0kg-m/5500r.p.m.
●トランスミッション:5速M/T
●サスペンション(F/R):ダブルウイッシュボーン
●ブレーキ(F/R):ディスク
●タイヤ(F/R):215/70VR15 215/70VR15