WRCヨルダンDay1、シトロエン勢がラリーをリード

▲ワン・ツー体制を築いたシトロエン・トタル。僚友の先行を許すも、ローブは1秒差の2番手と今季4勝目に向けて好位置につけた。

▲シトロエン勢に続く3-4番手でDay1を終えた、ヤリ-マティ・ラトバラとミッコ・ヒルボネンのBPフォード。

▲「リスクを冒さないように走った。大きな問題はなかったよ」と5番手スバルのクリス・アトキンソン。

▲スズキ勢はP-GアンダーソンがSS1でコースオフしてリタイア。ガルデマイスターはSS3でトラブルが発生しストップ。
 2008年WRC(世界ラリー選手権)第5戦ラリー・ヨルダンは、木曜日にデッドシーで行われたセレモニアルスタートに続いて、翌4月25日にDay1(SS1〜SS8/115.18km)を行い、ダニエル・ソルドがトップに立った。2番手はセバスチャン・ローブで、シトロエン・トタルはワン・ツーをキープ。3番手にBPフォードのヤリ-マティ・ラトバラが続いている。

 中東地域でのWRC初開催の舞台となったヨルダン。そのステージ路面はグラベルながらも固く、コントロールタイヤサプライヤーのピレリはグラベル用スコーピオンのハードコンパウンドを各チームに供給する。

 本格的なラリーが始まった金曜日も晴天が広がり気温も上昇。午前のステージは、「(先頭スタートするイベントとしては)最悪ではないが、多少はタイムロスするだろうね」と、ポイントリーダーで先頭スタートのローブが事前に語っていたように、後方スタートしたマシンが好タイムを並べた。

 オープニングステージSS1は、ソルドとスバルのペター・ソルベルグが最速同タイム。続くSS2、3でもベストを刻んだソルドがP.ソルベルグに15.1秒差をつけて首位に立つ。そして、3番手には先頭スタートながらもSS4でステージベストのローブが浮上した。「最高のスタートになったよ」と、首位に立ったソルド。一方で、2番手と好位置につけていたP.ソルベルグはSS4で後退。代わって、ラトバラがシトロエン勢に割って入った。

 デッドシーでのサービスを挟んだ午後のセクションは再走ステージ。路面がクリアになったことで、ここからローブが反撃を開始する。SS5をセカンドベストでまとめると、この日2度目のベストタイムをマークしたSS6でラトバラをかわして2番手に浮上。そして、SS7を最速タイム、SS8もセカンドベストを刻み、チームメイトで首位に立つソルドに1.1秒差と迫ってみせた。

 Day1を2番手で終えたローブは、「ダニ(ダニエル・ソルド)とは1秒差だし、チームにとって最高の展開だ。でもまだ先は長いよ」と、相変わらず慎重なコメント。3-4番手には、ラトバラとミッコ・ヒルボネンのBPフォード勢。5番手にスバルのクリス・アトキンソンがつけている。

 併催のJWRC(ジュニア世界ラリー選手権)第2戦ヨルダンのDay1は、2006年のジュニア王者パトリック・サンデル(ルノー)が、ヤーン・モルダー(スズキ)に54.8秒差をつけて首位に立っている。

■2008WRC第4戦ヨルダンDay1トップ8
1.ダニエル・ソルド(シトロエンC4 WRC)
2.セバスチャン・ローブ(シトロエンC4 WRC)
3.ヤリ-マティ・ラトバラ(フォード・フォーカスRS WRC07)
4.ミッコ・ヒルボネン(フォード・フォーカスRS WRC07)
5.クリス・アトキンソン(スバル・インプレッサWRC 2007)
6.ウルモ・アーバ(シトロエンC4 WRC)
7.マシュー・ウイルソン(フォード・フォーカスRS WRC07)
8.ヘニング・ソルベルグ(フォード・フォーカスRS WRC07)