F1イギリスGPはハミルトン母国初優勝、ホンダが3位
2008年07月07日

▲「これまでで最高の優勝だ。最高だね。セクターごとに路面状況が異なる難しいレースだった。チームがとてもよくやってくれた。ファンのみんなに感謝している」と、母国GP初制覇のルイス・ハミルトン(中央)。

▲2位表彰台に上がったニック・ハイドフェルドは、「いいレースだったよ。今日はこれが精一杯だったと思う」BMWザウバーは一時2-3番手につけていたが、ロバート・クビサはスピンを喫しリタイアに終わった。

▲「今日は天候とかラッキーば部分もあったけど、この結果は素晴らしい。タイヤ選択がうまくいったね。いい判断だったと思う」と、2005年アメリカGP以来の表彰台フィニッシュした3位ルーベンス・バリチェロ。

▲最後にトヨタのヤルノ・トゥルーリにパスされたものの難しいコンディションのなか8位に入ったウィリアムズの中嶋一貴は、今シーズン4度目の入賞。
2008年F1世界選手権第9戦イギリスGPは、7月6日にシルバーストン・サーキットで決勝を行い、マクラーレンのルイス・ハミルトンがホームグランプリを初制覇、今シーズン3勝目を飾った。2位はBMWザウバーのニック・ハイドフェルド、3位にルーベンス・バリチェロが入り、ホンダに2006年ブラジルGP以来の表彰台フィニッシュをもたらした。
決勝スタート時の気温は16度、路面温度17度。小雨が舞っているものの、午前中に降った雨により路面は完全なウェットコンディション。予選18番手ウィリアムズのニコ・ロズベルグがセットアップ変更を行いピットスタートを選択している。
全車スタンダードウェットタイヤを装着してレースはスタート。ハミルトンが4番グリッドから好ダッシュを決めてポールスタートのチームメイトに並んだが、コバライネンが首位のポジションを死守。ハミルトンは2番手につける。対照的にフロントロースタート2番グリッドだったレッドブルのマーク・ウェバーは大きく出遅れ、さらにハンガーストレートでスピンを喫するなど最後尾まで順位を下げてしまう。また、トロロッソのセバスチャン・ベッテルと、最後の母国グランプリとなるレッドブルのデビッド・クルサードもオープニングラップで絡んでしまい揃ってリタイアとなった。
混乱のオープニングラップを終えたトップ8の順位は、コバライネン、ハミルトン、ライコネン、ハイドフェルド、ピケ、アロンソ、トゥルーリ、クビサ。中嶋は14番手で通過する。
ワン・ツー体制を築いたマクラーレン勢は序盤から快調なペースを披露。なかでもハミルトンのスピードが冴え、5周目に僚友コバライネンをオーバーテイクして首位に立つとファステストを更新しながらリードを広げていく。しかし、コバライネンは10周目にハーフスピン。これでフェラーリのキミ・ライコネンが2番手に浮上した。
3番手に後退したコバライネンは、19周目に上位陣では最初に1回目のピットストップ。マクラーレンは21周目に首位ハミルトンもピットに入れるが、同じタイミングで2番手ライコネンもピットストップ。マクラーレン勢がタイヤ交換も行ったのに対して、フェラーリ陣営は雨は止むと判断し、給油のみの作戦を採る。それでも両者のポジションは変わらず、ハミルトンがライコネンを抑えてコースに復帰する。
しかし、23周目あたりから再び雨が降り始めると、タイヤ交換を行わなかったフェラーリ勢のペースが落ち始め、2番手ライコネンと3番手コバライネンが急接近。そして、28周目にコバライネンがライコネンをかわしたが、さらに後方からハイドフェルドが2台をまとめてオーバーテイクして、いっきに2番手に上がる。しかし、首位ハミルトンは約24秒前方を独走している。また、この頃から雨脚が強まりコースアウトするマシンが続出し始めた。
36周目、コース上の雨量をみてホンダ勢がエクストリームウェザータイヤにスイッチ。すると、スタンダードウェット勢を凌ぐラップタイムを即座に刻み、入賞圏内を走るバリチェロが着実に順位を上げてきた。だが、空は明るく状況がひどくならないと判断した上位陣はそのまま走行を続け、38周目に2回目のピットストップを行った首位ハミルトン、2番手ハイドフェルド、3番手クビサはスタンダードウエットタイヤを選択。しかし、クビサは41周目に痛恨のスピンオフを喫してしまう。雨を味方につけたバリチェロは44周目にハイドフェルドをパスして2番手に上がると、47周目に2回目のピットストップを行いスタンダードタイヤに戻して3番手でコースに復帰する。
レースが残り10周となった50周目の時点でトップ8は、ハミルトン、ハイドフェルド、バリチェロ、アロンソ、ライコネン、コバライネン、中嶋、トゥルーリ。しかし4番手以下は接戦で、54周目にライコネンがアロンソをオーバーテイクして4番手に上がると、59周目にはコバライネンもアロンソをパスして5番手に浮上。また、7番手を走っていた中嶋はファイナルラップでトゥルーリにパスされてしまうなど順位は大きく変動。一方で、大量リードを築き首位を独走したハミルトンは、終わってみれば4番手以下を周回遅れにする圧倒的なレース運びで、母国グランプリ初制覇。今シーズン3勝目を飾った。
■2008F1第9戦イギリスGP決勝結果
Pos.ドライバー(チーム)タイム(周回数)
1 ルイス・ハミルトン(マクラーレン)60
2 ニック・ハイドフェルド(BMWザウバー)60
3 ルーベンス・バリチェロ(ホンダ)60
4 キミ・ライコネン(フェラーリ)59
5 ヘイキ・コバライネン(マクラーレン)59
6 フェルナンド・アロンソ(ルノー)59
7 ヤルノ・トゥルーリ(トヨタ)59
8 中嶋一貴(ウィリアムズ)59
9 ニコ・ロズベルグ(ウィリアムズ)59
10 マーク・ウェバー(レッドブル)59
11 セバスチャン・ブルデー(トロロッソ)59
12 ティモ・グロック(トヨタ)59
13 フェリペ・マッサ(フェラーリ)58
ロバート・クビサ(BMWザウバー)39
ジェンソン・バトン(ホンダ)38
ネルソン・ピケJr(ルノー)35
ジャンカルロ・フィジケラ(フォースインディア)26
エイドリアン・スーティル(フォースインディア)10
セバスチャン・ベッテル(トロロッソ)0
デビッド・クルサード(レッドブル)0
決勝スタート時の気温は16度、路面温度17度。小雨が舞っているものの、午前中に降った雨により路面は完全なウェットコンディション。予選18番手ウィリアムズのニコ・ロズベルグがセットアップ変更を行いピットスタートを選択している。
全車スタンダードウェットタイヤを装着してレースはスタート。ハミルトンが4番グリッドから好ダッシュを決めてポールスタートのチームメイトに並んだが、コバライネンが首位のポジションを死守。ハミルトンは2番手につける。対照的にフロントロースタート2番グリッドだったレッドブルのマーク・ウェバーは大きく出遅れ、さらにハンガーストレートでスピンを喫するなど最後尾まで順位を下げてしまう。また、トロロッソのセバスチャン・ベッテルと、最後の母国グランプリとなるレッドブルのデビッド・クルサードもオープニングラップで絡んでしまい揃ってリタイアとなった。
混乱のオープニングラップを終えたトップ8の順位は、コバライネン、ハミルトン、ライコネン、ハイドフェルド、ピケ、アロンソ、トゥルーリ、クビサ。中嶋は14番手で通過する。
ワン・ツー体制を築いたマクラーレン勢は序盤から快調なペースを披露。なかでもハミルトンのスピードが冴え、5周目に僚友コバライネンをオーバーテイクして首位に立つとファステストを更新しながらリードを広げていく。しかし、コバライネンは10周目にハーフスピン。これでフェラーリのキミ・ライコネンが2番手に浮上した。
3番手に後退したコバライネンは、19周目に上位陣では最初に1回目のピットストップ。マクラーレンは21周目に首位ハミルトンもピットに入れるが、同じタイミングで2番手ライコネンもピットストップ。マクラーレン勢がタイヤ交換も行ったのに対して、フェラーリ陣営は雨は止むと判断し、給油のみの作戦を採る。それでも両者のポジションは変わらず、ハミルトンがライコネンを抑えてコースに復帰する。
しかし、23周目あたりから再び雨が降り始めると、タイヤ交換を行わなかったフェラーリ勢のペースが落ち始め、2番手ライコネンと3番手コバライネンが急接近。そして、28周目にコバライネンがライコネンをかわしたが、さらに後方からハイドフェルドが2台をまとめてオーバーテイクして、いっきに2番手に上がる。しかし、首位ハミルトンは約24秒前方を独走している。また、この頃から雨脚が強まりコースアウトするマシンが続出し始めた。
36周目、コース上の雨量をみてホンダ勢がエクストリームウェザータイヤにスイッチ。すると、スタンダードウェット勢を凌ぐラップタイムを即座に刻み、入賞圏内を走るバリチェロが着実に順位を上げてきた。だが、空は明るく状況がひどくならないと判断した上位陣はそのまま走行を続け、38周目に2回目のピットストップを行った首位ハミルトン、2番手ハイドフェルド、3番手クビサはスタンダードウエットタイヤを選択。しかし、クビサは41周目に痛恨のスピンオフを喫してしまう。雨を味方につけたバリチェロは44周目にハイドフェルドをパスして2番手に上がると、47周目に2回目のピットストップを行いスタンダードタイヤに戻して3番手でコースに復帰する。
レースが残り10周となった50周目の時点でトップ8は、ハミルトン、ハイドフェルド、バリチェロ、アロンソ、ライコネン、コバライネン、中嶋、トゥルーリ。しかし4番手以下は接戦で、54周目にライコネンがアロンソをオーバーテイクして4番手に上がると、59周目にはコバライネンもアロンソをパスして5番手に浮上。また、7番手を走っていた中嶋はファイナルラップでトゥルーリにパスされてしまうなど順位は大きく変動。一方で、大量リードを築き首位を独走したハミルトンは、終わってみれば4番手以下を周回遅れにする圧倒的なレース運びで、母国グランプリ初制覇。今シーズン3勝目を飾った。
■2008F1第9戦イギリスGP決勝結果
Pos.ドライバー(チーム)タイム(周回数)
1 ルイス・ハミルトン(マクラーレン)60
2 ニック・ハイドフェルド(BMWザウバー)60
3 ルーベンス・バリチェロ(ホンダ)60
4 キミ・ライコネン(フェラーリ)59
5 ヘイキ・コバライネン(マクラーレン)59
6 フェルナンド・アロンソ(ルノー)59
7 ヤルノ・トゥルーリ(トヨタ)59
8 中嶋一貴(ウィリアムズ)59
9 ニコ・ロズベルグ(ウィリアムズ)59
10 マーク・ウェバー(レッドブル)59
11 セバスチャン・ブルデー(トロロッソ)59
12 ティモ・グロック(トヨタ)59
13 フェリペ・マッサ(フェラーリ)58
ロバート・クビサ(BMWザウバー)39
ジェンソン・バトン(ホンダ)38
ネルソン・ピケJr(ルノー)35
ジャンカルロ・フィジケラ(フォースインディア)26
エイドリアン・スーティル(フォースインディア)10
セバスチャン・ベッテル(トロロッソ)0
デビッド・クルサード(レッドブル)0



















