F1ベルギーGP、ライコネン優勝でフェラーリが1-2

▲スパ3連勝のキミ・ライコネン(左)は、「マシンは良かったし、すべててが順調だった。首の状態は完璧ではないけど大丈夫だったよ。タイトル獲得はまだ諦めていない。あと3戦あるんだ。プッシュするさ、ギブアップなんてしないよ」

▲4位に入ったポイントリーダー、ルイス・ハミルトンは、チャンピオンシップでチームメイトに2ポイント差に迫られた。「ポイント差は縮まったけど、残り3戦タイトル獲得に向けてベストを尽くすよ」

▲「この結果はうれしいね。レースごとに進歩していることを証明できた。今回はBMWザウバーが速かったし6位は最高の結果だと思うよ」6位入賞を果たし3ポイント獲得したウイリアムズのニコ・ロズベルグ。

▲レース中盤、ホンダのジェンソン・バトンとバトルを演じた佐藤琢磨は15位完走。「難しい状況だったけど、いいレースだった。エキサイティングな場面もあったしね。チャレンジングなスパは素晴らしいコースだよ」
 2007年F1世界選手権第14戦ベルギーGPはスパ・フランコルシャンで決勝を行い、ポール・トゥ・ウィンでキミ・ライコネンが今季4勝目を挙げた。2位はチームメイトのフェリペ・マッサで、フェラーリはワン・ツー・フィニッシュを達成している。

 今季ヨーロッパ最終戦となるベルギーGP。3日間ともスパウエザーは影を潜め、決勝日の天候も晴れ。気温21度、路面32度のドライコンディションとなった。

 前日にエンジン交換を行ったBMWザウバーのロバート・クビカは10グリッド降格し、14番グリッドからスタート。ルノーのジャンカルロ・フィジケラもエンジン交換で22番グリッドからのスタートだったがピットスタートを選択。また、スーパーアグリのアンソニー・デビッドソンもピットスタートを選んでいる。

 スタートでは、3番グリッドのフェルナンド・アロンソがルイス・ハミルトンを牽制。1コーナーをワイドに回ったアロンソにハミルトンは行き場を失いターマックエスケープゾーンにはみ出すが、2台は並んでオー・ルージュへと進入する。しかし、アロンソはそこでも押さえきり、ポジションを死守する。

 オープニングラップを終え、トップはポールスタートのキミ・ライコネンで、2番手フェリペ・マッサに対して早くも1.394秒のリード。以下、アロンソ、ハミルトン、ニコ・ロズベルグ、ヘイキ・コバライネン、マーク・ウエバー、ニック・ハイドフェルドと続く。また、ピットスタートのフィジケラがオープニングラップを終えそのままガレージに入りマシンを降りた。

 トップを行くライコネンは序盤から圧倒的なペースを披露。5周で2番手マッサに1.8秒、3番手アロンソ4.4秒、4番手ハミルトン6.2秒のリードを築く。また後方では、14番グリッドからスタートしたクビカが9番手までポジションを挽回。前を行くコバライネンの背後につけて隙をうかがう。

 ワン・ツー体制を築いたフェラーリ勢のラップペースはライコネンが際立つも僚友マッサも1分48秒台をキープ。対するマクラーレン勢は1分49秒台で、フェラーリとマクラーレンとの差は周回を重ねるごとに大きくなり、10周終え首位ライコネンと2番手マッサとの差は3.7秒、3番手アロンソとの差は7.9秒まで広がった。

 15周目、2番手マッサとの差を5.4秒にまで広げ首位を独走するライコネンと3番手アロンソが1回目ピットストップ。翌周にはマッサとハミルトンもピットに入る。セカンドスティントに入っても首位を独走するライコネンは快調なペースで周回し4〜5秒差でマッサが続く。一方、ライコネンとマクラーレン勢との差は更に広がり16秒差で3番手アロンソ、さらに2秒遅れて4番手ハミルトン。フェラーリ勢がレースを支配する。

 上位陣の2回目のピットストップは、31周目にライコネン、32周目マッサ、33周目アロンソ、37周目ハミルトン。最後のピットストップを終えてもライコネンは安定したラップを刻みトップを快走、終盤2番手マッサがプッシュして1.4秒差まで迫ったが、終始レースを支配したライコネンはチームメイトを従えてトップチェッカー、今シーズン4勝目を挙げた。2位にマッサが入りフェラーリは今季3度目のワン・ツーフィニッシュを達成。3位アロンソ、4位ハミルトン、5位ハイドフェルド、6位ロズベルグ、7位ウエバー、8位コバライネンまでがポイントを獲得している。

 次戦は第15戦日本グランプリ。30年ぶりにF1が開催される富士スピードウェイを舞台に9月28日に開幕し、29日予選、30日に決勝が行われる。

■2007F1第14戦ベルギーGP決勝結果
Pos.ドライバー(チーム)周回数
1 キミ・ライコネン(フェラーリ)44
2 フェリペ・マッサ(フェラーリ)44
3 フェルナンド・アロンソ(マクラーレン)44
4 ルイス・ハミルトン(マクラーレン)44
5 ニック・ハイドフェルト(BMWザウバー)44
6 ニコ・ロズベルグ(ウィリアムズ)44
7 マーク・ウェバー(レッドブル)44
8 ヘイキ・コバライネン(ルノー)44
9 ロバート・クビカ(BMWザウバー)44
10 ラルフ・シューマッハ(トヨタ)44
11 ヤルノ・トゥルーリ(トヨタ)44
12 ビタントニオ・リウッツィ(トロロッソ)43
13 ルーベンス・バリチェロ(ホンダ)43
14 エイドリアン・スーティル(スパイカー)43
15 佐藤琢磨(スーパーアグリ)43
16 アンソニー・デビッドソン(スーパーアグリ)43
17 山本左近(スパイカー)43

以下リタイア
ジェンソン・バトン(ホンダ)36
アレキサンダー・ブルツ(ウィリアムズ)34
デビッド・クルサード(レッドブル)29
セバスチャン・ベッテル(トロロッソ)8
ジャンカルロ・フィジケラ(ルノー)1