三菱i-MiEVの量産バージョンが発表、459万9000円

▲三菱i-MiEVの量産バージョンがついに発表。7月下旬から国内市場に投入される。個人向けは2010年4月に発売予定だ。

▲64psと18.4kg-mを発揮する駆動用モーターは車輌後部に搭載。ベース車のターボ・モデルを上回る力強い走りを実現した。

▲メーターパネルには専用のコンビネーションメーターを装備。オプションのMMESには省電力なSSDを用いたSSDナビを採用。

▲大容量リチウムイオン・バッテリーを床下に搭載し、広々とした室内空間を確保。リアゲートにはグリーンプラスチックを使用。
 三菱自動車は、新世代電気自動車のi-MiEV(アイ・ミーブ)の量産バージョンを発表。7月下旬から国内市場に投入する。

 i-MiEVは、リアミッドシップレイアウトを採用した軽乗用車のi(アイ)をベースにした電気自動車。2550mmのロングホイールベースを活かし、大容量の駆動用バッテリーを床下に、駆動用モーターをラゲッジフロア下に搭載したことで、日常での使用に十分な航続距離と、ベース車と同一の室内空間およびラゲッジ容量を両立させた。

 駆動用モーターは最高出力64ps/3000〜6000r.p.m.、最大トルク18.4kg-m/0〜2000r.p.m.の永久磁石式同期型モーターを搭載。トランスミッションは、固定ギアの小型軽量トランスミッションを組み合わせる。バッテリーは総電力量16kWh、総電圧330Vのリチウムイオン・バッテリーを採用。車輌重量は1100kgとなっている。

 電動駆動システムの制御には、新開発の統合制御技術である“MiEV OS”を採用。省エネルギーを実現しながら快適かつ安全・安心な走行を実現した。また、セレクターレバーには、i-MiEV本来の走りが楽しめる“D”ポジションのほか、出力を抑えて省エネ走行を実現する“Eco”ポジション、そして、“D”ぽじしょんと同様の力強い走りのまま、回生ブレーキを強く働かせる“B”ポジションの3ポジションを設定している。

 この結果、i-MiEVは、ベース車であるiのターボモデルを超えるレスポンスの良い力強い走りと、圧倒的な静粛性、そして160kmの航続距離を実現した。

 バッテリーの充電は、100Vおよび200Vの一般家庭用電源から、標準装備の充電ケーブルを用いて充電する普通充電と、今後設置を進める急速充電器での急速充電が可能。フル充電に要する時間は、100V電源が14時間、200V電源は7時間。三相200V50kW電源を用いた急速充電器では、約30分で80%の充電が可能となっている。

 装備面では、電力消費状態と回生状況を表示するパワーメーターと駆動用バッテリー残量計、航続可能距離表示を備えたコンビネーションメーターや、電動コンプレッサーによる冷房システムと電熱ヒーターで加熱した温水を循環させる暖房システムを用いた空調システム、LEDヘッドライト、LEDリアコンビランプなどを標準装備。オプションでは、省電力かつ耐衝撃性に優れたSSDを採用した、SSDナビゲーションのMMES(三菱マルチエンターテイメントシステム)を設定。SDカードの追加登録・表示機能を用いて充電場所の情報提供を予定している。

 ボディカラーは、モノトーンがホワイトソリッドなど3色、2トーンはレッドソリッド/ホワイトソリッドやクールシルバーメタリック/ブラックマイカなど5種類が用意される。

 販売台数は、2009年度には約1400台を予定。ただし、当面は法人ユーザーや自治体などが中心で、車輌価格や税金、保険料、整備費用の一部などの車輌維持管理費を含めたメンテナンスリースが基本となる。個人向けの販売は、2010年4月に開始予定で、2009年7月下旬に受注開始となる予定だ。

 価格は、消費税込みで459万9000円。ただし、i-MiEVは経済産業省が実施している“クリーンエネルギー自動車等導入促進対策費補助金”の対象となっており、一般社団法人次世代自動車振興センターに申請することで、2009年度は139万円を上限に補助金が交付される。また、4月に施行された環境対応車普及促進税制により、購入時の自動車取得税および自動車重量税が免税となる。

●三菱自動車
http://www.mitsubishi-motors.co.jp/