新型シトロエンC5発表、全方位で大幅にアップデート

▲新型C5サルーンは先代とは異なる4ドア・セダンでデビュー。クーペのようなエレガントなスタイリングが新型の魅力だ。

▲リアまわりのデザインもC5エアスケープと基本は同じ。サルーンのリアウインドーはC6と同様に凹面状となっている。

▲ワゴンのエステートも同時発表。リアまわりはワイド感を強調したデザインとされ、実用性の高さをアピールしている。

▲インパネはドライバーの操作性を重視したデザインとなっている。運転席シートにはマッサージ機能も用意されている。
 シトロエンは、Dセグメント・モデルのC5をフルモデルチェンジした。

 新型C5は、C6にも採用されたPSAプジョー・シトロエン・グループの大型FF車用プラットフォーム、“プラットフォーム3”をベースに開発。今回はサルーンとエステートの2タイプが同時発表された。サルーンは先代のような5ドアではなく、独立したトランクを持つ4ドア・セダンとなっている。

 ボディサイズは、サルーンが全長4.78m、全幅1.86m、全高1.45mで、先代と比較して35mm長く、80mm幅広く、26mm背が低い。一方のエステートは全長4.83m、全幅1.86m、全高1.48mで、先代より9mm短く、80mm幅広く、31mm背が低くなっている。ホイールベースはどちらも2.82mで、先代から70mm伸びている。

 エクステリアは9月にフランクフルトショーで公開されたコンセプト・カー、C5エアスケープと同じテイストでまとめられ、サルーン、エステートとも、先代とは比較にならないほどダイナミックかつエレガントなスタイリングとなった。

 インテリアはドライバー・オリエンテッドなデザインとされた。メーターパネルは航空機を思わせるデザインを採用。ステアリングホイールは第2世代のセンターパッド固定式タイプとなっている。また、居住空間を拡大したほか、車体各部に徹底した防音処理を施したことで静粛性を大幅に向上させた。

 パワーユニットは、ガソリン・エンジンが最高出力127bhpの1.8リッター直4と143bhpの2.0リッター直4、215bhpの3.0リッターV6の3種類。ディーゼルは110bhpの1.6リッター直4から208bhpの2.7リッターV6までの4種類で、すべてDPF(粒子状物質フィルター)付きとなっている。トランスミッションは、エンジンや仕様により異なり、複数のM/TとA/Tが幅広く設定される。

 サスペンション形式はフロントがダブルウィッシュボーン、リアはマルチリンクで、プラットフォームを共用するC6のものをベースに設計された。また、油圧式サスペンションのハイドラクティブ3プラスに加え、金属バネ・サスペンションを設定した。

 ハイドラクティブ3プラスは、ドライバーの運転操作と路面状況に応じてスプリングレートと減衰力を最適に制御する機能を備えるほか、ダイレクトなハンドリングを実現するスポーツモードも採用。さらに、乗車人数に関係なく、つねに車高を一定に保つセルフレベリング機能も装備する。一方、金属バネ・サスペンションは、ハンドリングと快適性を高次元でバランスさせたものに仕上がっているという。

 安全性も大幅に向上した。衝撃吸収構造ボディを採用したほか、ニーエアバックを含む7エアバッグやABS、エマージェンシーブレーキアシスト、ESP(エレクトロニック・スタビリティ・プログラム)、ISO・FIX対応チャイルドシート用アンカー(後席左右および助手席)などを全車標準装備。後席サイドエアバッグや車線を逸脱するとドライバーに警告するレーンデパーチャーウォーニングシステム、ステアリングの舵角に連動して光軸を左右に動かすアダプティブフロントライティングも用意されている。

 このほか装備面では、クルーズコントロールとスピードリミッターを全車標準装備。ハイドラクティブ3プラス仕様は坂道発進アシスト機能を備えた自動電動パーキングブレーキも装備する。また、前後パーキングセンサーや駐車可能なスペースを認識するパーキングスペースギャップセンサーなども設定した。

 さらに、内蔵のGSM電話を使用して急病や事故などの緊急時にコールセンターと連絡を取ることが可能な“シトロエンエマージェンシー”機能や、音声認識機能などを備えた新世代ナビゲーションシステムのナビドライブも用意されている。

●シトロエン
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