【東モ07】BMW1シリーズ・クーペがスパルタンに変身

▲コンセプト1シリーズtiiは、1シリーズ・クーペをベースにBMWのモータースポーツへのこだわりを表現したスタディだ。

▲エアロパーツはすべてCFP製で、優れた空力性能と軽量化を実現。車輌上面には2本のストライプが施されている。

▲CFP製のボンネットは日光の反射が少なくドライバーの目に優しいつや消しクリア塗装。両サイドにはフィンが備わる。

▲室内にはブラックのアルカンターラを多用。パネル類はホワイト、シフトレバーやシートベルトなどはブルーとなっている。
 BMW・AGは第40回東京モーターショーで、新型M3セダンとともに1シリーズ・クーペをまるでレーシングカーのように仕立てたデザインスタディモデル、コンセプト1シリーズtiiを世界初公開した。

 BMWが2007年に発表した5台目のコンセプトカーとなるこのモデルは、1シリーズ・クーペをキャンバスに、BMWが長年にわたり培ったモータースポーツの伝統を表現したモデル。かたくなまでに走りにこだわり、コンパクト・セグメントにおける最高のドライビング・プレジャーを具現化したという。

 エクステリアは、ボンネットやドアミラーカバー、フロントバンパー左右のエアインテーク、ガーニーフラップ、リアバンパー下部にカーボンファイバー強化プラスチック(CFP)で製作したパーツを採用。軽量化とともに優れた空力性能を実現した。

 また、ブラックとホワイトで外観を統一しながら、ホイールボルトの一部やブレーキキャリパー、牽引フック用ブラケットをブルーとし、車輌全体をBMWのエンブレムに共通する配色でまとめている。

 インテリアも外観と同様にモータースポーツのレギュレーションを意識した仕立てとされた。ドアライニングとダッシュボード、3本スポーク・ステアリング、シフトノブ、シート表皮にはブラックのアルカンターラを採用。シートはサイドエアバッグを内蔵したヘッドレスト一体型スポーツ・バケット・シートを装着した。メーターパネルには文字板がホワイトのタコメーターを装備し、レーシーなイメージを強調した空間に仕上げている。

 カラーリングもブラックとホワイトにブルーのアクセントを加え、エクステリアとの統一感を持たせた。ブラック基調の室内は、インパネ前面とセンターコンソール、ステアリング、ドアグリップをホワイトとし、シフトレバーの装飾リングとシートのステッチ、運転席シートベルトにブルーを採用している。

 走りにこだわりながらファンのマニアックな心をグッと惹き付けるセンスも忘れないあたりは、さすがプレミアム・ブランドのBMW、といったところ。カスタマイズ派のBMWオーナーには良い手本になりそうだ。
(文:竹花寿実、写真:宮門秀行)

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