【東モ07】5年以内に実現される!? 未来のSクラス
2007年10月27日

▲モーターの助けを受けるとはいえ、1.8直4でSクラスと同等の性能を持つのは驚異的。

▲ボディ左側のドアは前後とも通常の前ヒンジ、右側は中央から前後に開く観音式。

▲後席は左右で対話しやすいように、助手席側はシートが後ろ向きに配置されている。

▲インパネのデザインにあまり力が入ってないのは、クルマのキモと関係ないからか。
“次世代大型セダンコンセプト”をうたうF700コンセプト。全長5.17mいう堂々たるサイズで、現行Sクラスを劇画チックにデフォルメしたようなスタイリングが目を引くが、このスタイリング自体に次期SクラスやCLSにはつながる何かがあるかどうかは微妙だ。それよりも、ここに投入されている2つの革命的な新技術をいかにアピールするか……がF700デザインの最大の狙いだろう。
その2つの新技術とは“DIESOTTO”と呼ばれる1.8リッター可変圧縮エンジンと、レーザーレーダーの電子の目で路面を先読みする正真正銘のアクティブサス“アクティブ・プレスキャン・サスペンション・システム”だ。驚くほどショートなノーズで1.8リッター直4というコンパクトエンジンを、巨大なホイールと大げさなホイールアーチで予測知能を持つサスペンションを、それぞれアピールしているものと思われる。
“DIESOTTO”エンジンは限られたスペースでは原理を説明するのも難しいほど高度なものだ。燃料はガソリンで筒内直噴方式が基本だが、圧縮比を自在に可変させることで、一般的なガソリンエンジンと同じプラグ着火とディーゼルエンジン型の自然着火を、温度や負荷によって使い分けるのだという。この可変圧縮比4気筒エンジンにツインターボを組み合わせて、排気量1.8リッターで最高出力は238psに達するという。
今回のDIESOTTOではそこにパラレル型ハイブリッドモーターを組み込んだ7段A/Tも投入して、システム合計の最大トルクは40.8kg-mだとか。これが本当なら3.5〜4.0リッター級の動力性能であり、確かにSクラスのボディにも不足はない。
さらに燃費は実に18.8km/リッターを豪語して、しかもディーゼルエンジンのような複雑な排ガス浄化システムも不要としている。これらのアピールが本当ならば、夢のような内燃機関である。
もうひとつの“アクティブ・プレスキャン〜”はレーザーレーダーで直前の路面状況を読み取り、その処理画像と車体の挙動を総合的に判断して、最適なバネレートや減衰力にリアルタイム可変するという。現在もアダプティブ可変サスはいろいろあるが、それはすべて現時点での車輌挙動を受けてから可変する……という、変な言い方をすれば“パッシブアクティブサス”である。
対するアクティブ・プレスキャン〜は、まるで人間のモーグルスキー選手のごとく、電子の目で直前の路面状況を判断して、最適なサス特性で路面のギャップや変化を迎え入れるわけで、これこそ本物のアクティブサスペンションである。
トヨタはすでにナビデータを使ったシフト制御やサス制御を実用化しているが、急激な状況変化にも対応できるプレスキャン〜のほうが、さらに生物に近づいたサスペンションだ。
一説には、メルセデスはこの技術を5年以内(2012年まで)に実用化するべく開発中という。そのうたい文句どおりの効能をもって2012年に市販化するとすれば、メルセデスの技術力は他を圧倒するはず。どうするトヨタ!? どうするBMWアウディ!?
(文:佐野弘宗、写真:前田恵介)
・東モ2007輸入メーカー出展車
・東モ2007輸入メーカー事前情報
・東京モーターショーパーフェクトガイド2007
●メルセデス・ベンツ
http://www.mercedes-benz.co.jp/
その2つの新技術とは“DIESOTTO”と呼ばれる1.8リッター可変圧縮エンジンと、レーザーレーダーの電子の目で路面を先読みする正真正銘のアクティブサス“アクティブ・プレスキャン・サスペンション・システム”だ。驚くほどショートなノーズで1.8リッター直4というコンパクトエンジンを、巨大なホイールと大げさなホイールアーチで予測知能を持つサスペンションを、それぞれアピールしているものと思われる。
“DIESOTTO”エンジンは限られたスペースでは原理を説明するのも難しいほど高度なものだ。燃料はガソリンで筒内直噴方式が基本だが、圧縮比を自在に可変させることで、一般的なガソリンエンジンと同じプラグ着火とディーゼルエンジン型の自然着火を、温度や負荷によって使い分けるのだという。この可変圧縮比4気筒エンジンにツインターボを組み合わせて、排気量1.8リッターで最高出力は238psに達するという。
今回のDIESOTTOではそこにパラレル型ハイブリッドモーターを組み込んだ7段A/Tも投入して、システム合計の最大トルクは40.8kg-mだとか。これが本当なら3.5〜4.0リッター級の動力性能であり、確かにSクラスのボディにも不足はない。
さらに燃費は実に18.8km/リッターを豪語して、しかもディーゼルエンジンのような複雑な排ガス浄化システムも不要としている。これらのアピールが本当ならば、夢のような内燃機関である。
もうひとつの“アクティブ・プレスキャン〜”はレーザーレーダーで直前の路面状況を読み取り、その処理画像と車体の挙動を総合的に判断して、最適なバネレートや減衰力にリアルタイム可変するという。現在もアダプティブ可変サスはいろいろあるが、それはすべて現時点での車輌挙動を受けてから可変する……という、変な言い方をすれば“パッシブアクティブサス”である。
対するアクティブ・プレスキャン〜は、まるで人間のモーグルスキー選手のごとく、電子の目で直前の路面状況を判断して、最適なサス特性で路面のギャップや変化を迎え入れるわけで、これこそ本物のアクティブサスペンションである。
トヨタはすでにナビデータを使ったシフト制御やサス制御を実用化しているが、急激な状況変化にも対応できるプレスキャン〜のほうが、さらに生物に近づいたサスペンションだ。
一説には、メルセデスはこの技術を5年以内(2012年まで)に実用化するべく開発中という。そのうたい文句どおりの効能をもって2012年に市販化するとすれば、メルセデスの技術力は他を圧倒するはず。どうするトヨタ!? どうするBMWアウディ!?
(文:佐野弘宗、写真:前田恵介)
・東モ2007輸入メーカー出展車
・東モ2007輸入メーカー事前情報
・東京モーターショーパーフェクトガイド2007
●メルセデス・ベンツ
http://www.mercedes-benz.co.jp/
- ■このクルマの見積もりを出してみる→
- ■愛車無料査定サービス
■自動車保険見積りサービス



















