308CCではなく、アウディTT対抗の本格クーペ

▲途中から一段高くなるベルトラインはスタイリングの見せ場のひとつ。完成度は高い。

▲長めのリアデッキ。デザイン要件か、それとも開閉式ルーフの設定があるのか。

▲細部は異なるが、基本的には308に準じる。この辺からも市販化の可能性を感じる。

▲ハイバックタイプのスポーツシートを備える。こちらもほぼ市販車然とした佇まい。
 先日のフランクフルトショーで新型308とともに世界公開されたスポーツクーペ・コンセプト。その名のとおり、ベースは308である。

 フランクフルトではこのRC・Zも含む308シリーズが大々的に公開されたが、308の日本導入は来年の、しかも早くても後半になるらしく、日本ではもうしばらく307が現役。そのために、東京へは市販型の308シリーズが持ち込まれず、308系列としてはコンセプトカーのRC・Zだけの出展だ。

 ご覧のとおり、これは308のプラットフォームやインテリアを流用したクーペボディ。307のラインナップを考えると“これは308CCのスタディか?”と考えられるが、本当の308CCはまったく別物という情報もあり、RC・ZはCCとは別のクーペコンセプトという説もある。

 もしそれが本当なら興味深い。プジョーはときには荒唐無稽なお遊びコンセプトもショーの華として出すメーカーだが、こういう市販車との関連を明確に示したコンセプトは、なんらかのカタチで市販化されたケースが多い。アウディTTの世界的な人気、そしてBMWの1シリーズ・クーペの登場など、最近の欧州小型クーペの盛り上がりを見ると、プジョーが“ウチも乗り遅れるな”と思っても不思議はない。

 プジョーには406/407クーペというノウハウやイメージもあるし、ルマンなどではラリーにかわる新しいモータースポーツ・イメージも築きつつある。その象徴としての308クーペの発売……。ありそうな話ではある。
(文:佐野弘宗、写真:前田恵介)

・東モ2007輸入メーカー出展車
・東モ2007輸入メーカー事前情報
・東京モーターショーパーフェクトガイド2007

●プジョー・ジャポン
http://www.peugeot.co.jp/index.html