ルノー・クリオ・スポーツ・ツアラーが欧州デビュー

▲ルノー・クリオ(日本名:ルーテシア)のワゴン仕様、クリオ・スポーツ・ツアラーが欧州で発表。日本導入は未定だ。

▲クリオ・スポーツ・ツアラーは、ホイールベースはそのままにハッチバックからリアオーバーハングが216mm延長されている。

▲ラゲッジ容量はクラス最大。5人乗車時で439リッターを確保。6:4分割可倒式リアシートを倒せば最大1277リッターに拡大。

▲フルラゲッジ時の荷室長は1450mm、ホイールハウス間は1020mmとなっている。フロア下には72リッターの空間が備わる。
 ルノーは、Bセグメント・ハッチバックのクリオ(日本名:ルーテシア)のワゴン・バージョンであるクリオ・スポーツ・ツアラーを発表した。

 このモデルは、今春ジュネーブショーに出展されたクリオ・グランドツアラー・コンセプトの量産仕様。呼び名こそ異なるが、9月にフランクフルトショーで世界初公開されたクリオ・エステートそのものだ。

 クリオ・スポーツ・ツアラーは、ハッチバックと同様にルノーと日産が共同開発したBプラットフォームをベースに開発。ボディサイズは全長4202mm、全幅1707mm、全高1497mm(ルーフレールを含めると1513mm)。ホイールベースは2575mmで、ホイールベースはそのままに、リアオーバーハングのみハッチバックから216mm延長されている。

 ラゲッジスペースはクラス最大。5人乗車時で439リッターを確保したほか、6:4分割のリアシートを前方に倒せば、ハッチバックを239リッターも上回る最大1277リッターの空間が現れる。フロアも非常にフラットだ。また、取り外し式のラゲッジフロアの下にはさらに72リッターの空間があり、優れた実用性を実現している。

 居住スペースもBセグメントでありながら広々とした空間を実現。リアシートでも身長188cm(欧州の人口の95%をカバー)の人でも快適に過ごせる空間を確保した。また、前後2つのサンルーフ(フロントはチルト&スライド機構付き、リアは固定式)を採用し、明るく開放感のある室内を実現している。

 パワーユニットは、ガソリン・エンジンが最高出力75hp/5500r.p.m.、最大トルク10.7kg-m/4250r.p.m.、または80ps/5500r.p.m.、11.0kg-m/4250r.p.m.を発揮する1.2リッター直4DOHCと、100hp/5500r.p.m.、14.8kg-m/3000r.p.m.の1.2リッター直4DOHCターボ、110hp/6000r.p.m.、15.4kg-m/4250r.p.m.の1.6リッター直4DOHCの3種類4タイプ。ディーゼルはすべて1.5リッター直4の1.5dCiで、最高出力が70hp、85hp、105hpの3種類を設定。85hp仕様と105hp仕様にはDPF(粒子状物質フィルター)も用意されている。

 トランスミッションは、ガソリン・エンジンには5M/Tと5段2ペダルM/Tのロボタイズド5M/T、4A/Tを設定。ディーゼルには6M/Tと5M/T、ロボタイズド5M/Tが用意される。この結果、クリオ・スポーツ・ツアラーは、1.6リッターのガソリン・エンジン搭載車を除く全車が、CO2排出量140g/kmを達成。これらは同時にバイオフューエルにも対応している。

 シャシーは、ハッチバックをベースにしながら、スタビライザー径を太くしたほか、可変アシスト電動パワーステアリングを採用。優れたハンドリングと快適性を両立させた。

 また、ユーロNCAPで5つ星を獲得したハッチバックで培ったノウハウを投入して開発されたボディは、優れた衝突安全性を確保。さらに、最新世代のボッシュ製EBD付きABSやブレーキアシスト、ESP、最高6カ所のエアバッグやリアパーキングセンサー、オートヘッドライト、レインセンサー&車速感応式ワイパーなども装備し、高い安全性を実現している。

 生産はトルコに新しく建設されたブルサ工場が担当。12月21日にイタリアを皮切りに発売され、2008年1〜2月にかけて西ヨーロッパ諸国に順次導入される予定だ。なお、日本市場への導入は、現時点では未定だという。

●ルノー
http://www.renault.com/