【デトロイト08】日産フォーラム・コンセプトが初公開

▲日産フォーラム・コンセプトは全長約5mにもなる次世代大型ミニバンのコンセプトカー。エルグランドよりひとまわり大きい。

▲リアドアは左右ともスライドドアだが、特殊なアームの採用によりスライドレールをなくし、スムーズなサイドビューを実現。

▲鮮やかな木目が印象的な上質な木目パネルがモダンなイメージを演出。ポリッシュ仕上げのアルミの使い方も絶妙だ。

▲Bピラーレス構造としたことで優れた乗降性を実現。座面が左右一体の2列目シートは90度または180度の回転が可能だ。
 日産自動車は、今回のデトロイトショーで、次世代大型ミニバンを示唆したコンセプト・モデル、日産フォーラム・コンセプトを公開した。

 ファミリー向けミニバンの新しい形を提案したというフォーラム・コンセプトは、全長4987mm、全幅2114mm、全高1763mmと巨大。現在日産が北米で販売しているクエストと比較すると200mm程短いが、日本における最上級ミニバンであるエルグランドに対しては150mm程長い。3075mmのホイールベースはクエストより75mm短く、エルグランドより125mm長くなっている。

 エクステリアは低重心で安定感のあるプロポーションと、曲面を多用した有機的なデザインが特徴。特殊なスライドドアアームの採用によりスライドレールを消し去ったことが、スタイリングの独特な妖艶さを強調している。

 本革とアルミを多用した3列7人乗りのインテリアは、上質な木目を組み合わせることで非常に洗練された空間を演出。Bピラーレスの両側ドアや大開口ガラスルーフにより高い開放感も手に入れている。

 2列目は左右に90度、または180度回転可能。2、3列目の空間は家族団らんスペースとしてデザインされた。また、ドライバーと2、3列目の乗員が円滑にコミュニケーションがとれるよう、シートモニターカメラや車内放送システムなどを装備している。また、新型エルグランドなどに採用されているアラウンドビューモニターを装備し、駐車時の安全性を向上させた。

 パワーユニットは環境性能に優れたクリーン・ディーゼル・エンジンを搭載。トランスミッションはCVTを組み合わせる。エンジンの詳細は不明だが、北米ではここ最近、ディーゼル・エンジンが注目を集め始め、日産自身もクリーン・ディーゼル・エンジンの市場導入を目指しているだけに、現実的な内容といえそうだ。

 ちなみに、日産は次期クエストと次期エルグランドの車体を共通化する方針だといわれている。今回のフォーラム・コンセプトのボディサイズやプロポーションが、クエストとエルグランドの間を取ったようなものになっているのは、この話と無関係ではないはず。つまり、フォーラム・コンセプトは、次期クエストと次期エルグランドを示唆したアドバンスド・デザイン・スタディの可能性が高いと言えそうだ。

・デトロイトショー2008パーフェクトガイド

●日産自動車
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