【デトロイト08】マツダ風籟が公開、未来の787Bか!?

▲“Nagare”デザイン・コンセプト・シリーズ第5弾は、レーシングカーをベースに製作された風籟(ふうらい)だ。

▲風籟はクラージュC65シャシーにCFDを用いてデザインされたカウルを装着。450psのE100燃料対応3ローターREを搭載する。

▲ガルウイングドアを開くと“Nagare”デザインを用いた流麗な造形のインパネやシートが覗く。非常に魅力的なデザインだ。
 マツダは1月13日に米国デトロイトで開幕した北米国際自動車ショーで、“Nagare”デザイン・コンセプト・シリーズの第5弾となるスーパーパフォーマンスカーのコンセプト、マツダ風籟(ふうらい/FURAI)を世界初公開した。

 このモデルは2006年LAショーの流(ながれ)、2007年デトロイトショーの流雅(りゅうが)、2007年ジュネーブショーの葉風(はかぜ)、2007年東京ショーの大気(たいき)に続く“Nagare”デザインの最新作。“風の音”を意味する“風籟”という車名が与えられた。

 クローズド・コクピットを持つ風籟は、製作ベースにアメリカン・ル・マン・シリーズ(ALMS)のLMP-2クラスで活躍したクラージュC65シャシーを採用。実際にレースに参戦することはないが、空力性能にもこだわり、スウィフト・エンジニアリング社とともに数値流体力学(CFD)を用いてドラッグ、ダウンフォース、揚力などをバランスさせ、優れた高速走行性能を実現している。つまり、今回の風籟はレーシングカーをモチーフに“機能と形の融合を図った”モデルなのである。

 パワーユニットは、最高出力450psの3ローターのロータリー・エンジン、R20Bを搭載。100%エタノール燃料に対応させ、環境に配慮している。

 前方にグッと突き出したファイブポイントグリルとアグレッシブなイメージが際立つヘッドランプが印象的なエクステリアは、1991年のル・マン24時間レース優勝マシンであるマツダ787Bをモチーフにし、赤とオレンジのアクセントをきかせたダークマット仕上げとされた。

 インテリアも外観と同様に“Nagare”デザインを採用。ステアリングホイールにディスプレイとパドルシフトを組み込んだほか、通常助手席に置かれる電気系統の機器を別配置とすることで、2人分の乗員スペースを確保。快適で機能的なコクピットを実現している。

 これまで発表されてきた“Nagare”デザイン・コンセプト・シリーズのモデルは、若干現実離れした感があったが、今回の風籟はレーシングカーの形をしているだけに、従来よりも違和感は少ない。むしろ、技術の進歩によりマニュファクチャラーごとのマシンの個性が小さくなっている現在では、このようなモデルにはとても魅力を感じる。ぜひ、実際にレースで戦っている姿を見てみたいものだ。

・デトロイトショー2008パーフェクトガイド

●マツダ
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