【ジュネーブ08】新型ランチア・デルタが世界初公開

▲ランチアの歴史的名車であるデルタが10数年ぶりに復活する。スタイリングはデルタHPEコンセプトをほぼ継承している。

▲新型は全長4.5mのショート・ワゴン・スタイル。エンジンはすべてターボ付きで120〜200bhpのガソリンとディーゼルを設定。

▲明るく開放感のある室内には上質な素材をふんだんに使用。高い静粛性も兼ね備え、優れた快適性を実現したという。
 ランチアは、3月4日に開幕するジュネーブ国際自動車ショーにおいて、2008年中頃に発売予定の新型デルタを世界初公開する。

 ランチアにとって“デルタ”という単語は、ビジネスにおける過去の最盛期を牽引した歴史的モデルの車名として忘れられない響きを持つ。新型デルタはその進化をもって新生ランチアの哲学をアピールする最初のモデルとなる。

 2006年秋のパリショーで公開されたデルタHPEコンセプトの市販バージョンとなる新型デルタのエクステリアは、コンセプトカーのデザインをほぼそのまま踏襲。ランチア・デザイン・センターが手がけた新型デルタは、歴代ランチア各車のイメージを継承しつつ、モダンでエレガントなシューティング・ブレイク的なスタイリングとなっている。

 ボディサイズは全長4.5m、全幅1.8m、全高1.5mでコンセプトカーから不変。2700mmのホイールベースもコンセプトカーと同一だ。おそらく2006年秋の時点で新型デルタのスタイリングと技術仕様は、ほぼフィックスしていたと考えられる。

 パワーユニットはすべてターボ・エンジンで、120〜200bhpのガソリンまたはディーゼルを設定。トランスミッションは6M/Tと6段2ペダルM/Tが用意される。ディーゼル・エンジンは2009年施行予定のユーロ5排出ガス規制に適合させたものとなる。

 シャシーにはESC(エレクトロニック・スタビリティ・コントロール)とSDCサスペンション(電子制御ショックアブソーバー)を採用し、スポーティなハンドリングを実現した。

 インテリアは上質な素材をふんだんに使用したほか、配色にも気を配り、広いガラスエリアと相まって、明るく開放感のある上質な空間を実現。ロングホイールベースによる驚異的な広さと、吸音ルーフライニングの採用などによる高い静粛性も兼ね備え、卓越した快適性を実現した。リアシートにはスライド機構とリクライニング機構を採用。前方に倒せば使い勝手に優れた広いラゲッジスペースを作ることも可能となっている。

 装備面では、ステアリングスイッチを備えたCD/MP3対応BOSE社製Hi-Fiオーディオや、フィアットとマイクロソフトが共同開発した先進の車載情報システムであるBlue&Me、マニエッティ・マレリが新開発した衛星ナビゲーションシステム、グランルーチェ・サンルーフなどが用意される。

 コンセプトカーの登場から1年半、いよいよ名車“デルタ”が復活する。アルファ147後継モデルと深い関係があると言われていることからも、今回のジュネーブショーの目玉のひとつになりそうだ。

●ランチア
http://www.lancia.com/