【ジュネーブ08】新型欧州アコードはひとまわり成長

▲新型欧州アコードは現行モデルよりひとまわりサイズ拡大。従来よりプレミアム志向を強めたモデルとして開発された。

▲強調された前後フェンダーがダイナミックな走りを予感させる。全幅は1840mmで、現行モデルより80mmもワイドになった。

▲ワゴンのアコードツアラーは従来よりはるかにスポーティなイメージに生まれ変わった。全長と全高は従来とほぼ同じだ。

▲インテリアの上質感も大幅にアップしている。左右に伸びるシルバーのトリムやメーターパネルのデザインが印象的。
 ホンダモーターヨーロッパ・リミテッドは、3月4日に開幕するジュネーブ国際自動車ショーで発表予定の新型欧州アコード/アコードツアラー(6月発売予定)の概要を明らかにした。

 新型欧州アコード/アコードツアラーは、現行モデルよりもエモーショナルかつスポーティなスタイリングや、スポーティかつ操縦安定性に優れた走り、クラストップレベルの環境性能および安全性能を備えた上級Dセグメント・セダン/ワゴンとして開発された。ライバルにはプレミアムDセグメント各車を想定している。

 ボディサイズは全長4725mm(ツアラーは4740mm)、全幅1840mm、全高1440mm(1470mm)で、現行モデルからひとまわり拡大。2705mmのホイールベースも現行モデルから35mm長くなっている。

 パワーユニットは、ガソリン・エンジンが最高出力156ps/6300r.p.m.、最大トルク19.5kg-mの2.0リッター直4i-VTECと、200ps/7000r.p.m.と23.7kg-m/4500r.p.m.を発揮する2.4リッター直4i-VTECの2種類。ディーゼル・エンジンは、最高出力150ps/4000r.p.m.、最大トルク35.7kg-m/2000r.p.m.の2.2リッター直4i-DTECが設定される。

 2.0直4i-VTECは、出力性能こそ従来レベルだが、吸気バルブ径拡大やバルブリフト&タイミングの最適化、吸排気効率向上などによりクラストップレベルの燃費性能を実現。2.4直4i-VTECは、圧縮比アップやバルブ径拡大、バルブタイミング改善、排気系の背圧低減により従来から10ps/1.0kg-mの出力アップを果たした。

 ホンダの第2世代ディーゼル・エンジンである2.2直4i-DTECは、最新のピエゾ式マルチステージ・インジェクションやより高効率なEGRシステム、粒子状物質フィルターを採用。従来どおり軽量コンパクトで優れた静粛性を実現しながら従来の10psアップを達成。なお、3種類のエンジンは、すべて2009年9月施行予定の欧州排出ガス規制、ユーロ5をクリアしている。

 トランスミッションは6M/Tのほか、ガソリン車のみにパドルシフト付き5A/Tを設定。6M/T車にはシフトアップ/ダウンのタイミングを表示することで省燃費運転を促すシフト・インジケーター・ライト(SIL)を採用。SILの指示に従って運転した場合、約5%の燃費改善が見られるという。

 サスペンションはフロントがダブルウィッシュボーン、リアはマルチリンクで、どちらも完全新設計。また、減衰力可変ショックアブソーバーを採用。低重心化やトレッド拡大と相まって、ロールを抑えた俊敏なハンドリングを実現した。さらに、高出力&低イナーシャのブラシレスモーターを備えた車速感応式EPS(電動パワーステアリング)を全車に採用し、安定感の高い優れたステアリングフィールを手に入れている。

 安全面ではVSA(ビークル・スタビリティ・アシスト)や、すべりやすい路面状況において、自動的に正しい方向にステアリングを操作するようドライバーに促すモーション・アダプティブEPSを全車に採用。前席デュアルステージエアバッグや前席サイドエアバッグ、サイドカーテンエアバッグ、前席アクティブヘッドレストも装備した。

 さらに、レーン・キーピング・アシスト・システム(LKAS)とアダプティブ・クルーズ・コントロール(ACC)、追突被害軽減ブレーキシステム(CMBS)がセットになったアドバンスト・ドライビング・アシスト・システム(ADAS)を設定している。

●ホンダモーターヨーロッパ・リミテッド
http://www.honda-eu.com/