【ジュネーブ08】新型VWシロッコ発表、今夏に発売

▲新型VWシロッコがついにデビュー。そのスポーティなスタイリングは今後のVWのデザインの方向性を示しているという。

▲エンジンは122ps仕様、160ps仕様、200ps仕様の3種類のTSIと140ps仕様TDIの4種類。7段2ペダルM/Tの7DSGも設定。

▲スポーツシートは全車標準。シフトレバー前方にはアダプティブ・シャシー・コントロールの切替ボタンが備わる。

▲室内は大人4人がゆったりくつろげる空間を確保。リアシートは完全な2人掛けとなる。ラゲッジ容量は最大755リッターだ。
 フォルクスワーゲンAGは、第78回ジュネーブ国際自動車ショーで、2ドア4シーター・スポーツカーの新型シロッコを発表した。

 VWの往年のスポーツカーの車名を継承して登場した新型シロッコは、2006年8月に発表され、同年のパリショーにも出展されたコンセプトカー、アイロックの量産バージョン。フロントまわりの造形は若干変更されたが、全体的にはアイロックのデザインをほぼ継承した、1.8mもの長いルーフを持つ2ドア・ワゴン的なスポーティかつダイナミックなスタイリングとなっている。ちなみに、新型シロッコのデザインは、VWの今後のデザインの方向性を示しているという。

 ボディサイズは全長4256mm、全幅1810mm、全高1400mmで、全長はゴルフと同等だが、ゴルフより100mm以上背が低く、全幅はパサート並みにワイド。ホイールベースは2578mmでゴルフと同一となっている。

 室内は完全な4人乗りで、前席に身長190cmの大柄な男性が座っても後席には十分なニースペースが確保できるほど広々とした空間を実現。ラゲッジは4人乗車時で292リッター、5:5分割可倒式リアシートを折り畳めば755リッターに拡大する。

 パワーユニットは、ガソリン・エンジンが最高出力122ps/5000r.p.m.、最大トルク20.4kg-m/1500r.p.m.の122ps仕様と、160ps/5900r.p.m.、24.4kg-m/1750r.p.m.を発揮する160ps仕様、そしてゴルフGTIと同じ200PS/6000r.p.m.、28.5kg-m/1700r.p.m.の200ps仕様の3種類の直4・TSI(直噴+過給)エンジン。ディーゼルは最高出力140ps/4200r.p.m.、最大トルク32.6kg-m/1750r.p.m.の140ps仕様の直4TDIエンジンとなる。

 トランスミッションは6M/Tが標準だが、200ps仕様のTSIと140ps仕様のTDIには6段2ペダルM/Tの6DSGも設定。160ps仕様のTSIには新開発7段2ペダルM/Tの7DSGが用意される。

 0〜100km/h加速と最高速度は、122ps仕様のTSI搭載モデルが9.7秒と200km/h、160ps仕様のTSIは8.0秒と217km/h、200ps仕様のTSIは7.2秒と235km/h、140ps仕様のTDIは9.3秒と207km/h。燃費性能は122ps仕様TSIが16.3km/リッター、160ps仕様TSIは15.3km/リッター、200ps仕様TSIは13.1km/リッター、140ps仕様TDIは18.5km/リッターとなっている。

 シャシーには新開発のアダプティブ・シャシー・コントロールが採用された。これは、シフトレバー前方に配置されたボタンの操作によりショックアブソーバーの減衰力特性と車速感応式電動パワーステアリングのアシスト特性を変更させるシステムで、“ノーマル”、“スポーツ”、“コンフォート”の3モードに切替えることが可能だ。

 スポーツ・モードは、いわゆる“ニュルブルクリンク北コース仕様”で、ショックアブソーバーは硬く、パワステは重くなり、ダイレクト感のある走りを演出。対照的にコンフォート・モードではソフトな乗り心地と軽いステアリング・フィールを実現する。ただし、ノーマル・モードでも減衰力とパワステのアシスト量は固定ではなく、走行状況に応じてつねに最適な制御を行うことで、運動性能と快適性を高次元でバランスさせた。

 欧州ではこの夏の終わりに発売予定。そのほかの市場には2009年にかけて順次導入される。ちなみにドイツでの価格は2万1750ユーロ(約342万円)からとなっている。

・ジュネーブショー2008パーフェクトガイド

●フォルクスワーゲンAG
http://www.volkswagen.com/