【ジュネーブ08】トヨタiQ世界初公開、年内に生産開始

▲超高効率パッケージによる革新的な3+1レイアウトを実現した“究極のシティコミューター”iQは、年内に生産開始予定だ。

▲エンジンは2種類のガソリンと1種類のディーゼルを設定。軽い車輌重量と空力ボディにより画期的に優れた燃費を実現。

▲助手席側がえぐれた左右非対称ダッシュボードの採用により全長3m足らずのボディに大人3人の着座スペースを確保した。
 トヨタ自動車は、3月4日に開幕した第78回ジュネーブ国際自動車ショーで、2008年後半に日本で生産開始予定の新型シティコミューターであるiQの量産仕様を世界初公開した。

 iQは、“環境問題が危機的な状況にあるなかで、持続可能な未来の実現にはクルマのパッケージングにおいて根本的な革新が必要”というトヨタの考えから生まれたモデル。クルマづくりにおける既存の考え方を覆す巧妙かつ革新的な“超高効率パッケージ”の採用により、全長2985mm、全幅1680mm、全高1500mm、ホイールベース2000mmという極めてコンパクトな寸法の中に、大人3人と子供1人(または荷物スペース)が余裕をもって着座できる空間を実現した。

 超高効率パッケージの具体的な内容は、デファレンシャルギアのエンジン前方配置によるショートフロントオーバーハング&ロングキャビンの実現や、燃料タンクの床下配置によるショートリアオーバーハング化、ヒーター/エアコンユニットの小型化による助手席足元スペース拡大、ステアリング構造の改良およびステアリングギアの上方配置によるエンジンルームのコンパクト化、左右非対称ダッシュボードの採用による助手席の前方配置、シートの薄型化による後席空間拡大など、多岐にわたっている。

 同時に軽い車輌重量と空力性能に優れたスタイリングにより、明らかに優れた燃費性能と画期的に少ないCO2排出量を実現。CO2排出量はおよそ100g/kmになるという。搭載エンジンは気筒数や排気量などは不明だが、2種類のガソリン・エンジンと1種類のディーゼル・エンジンが用意される。

 また、超コンパクトなボディでありながら、ユーロNCAPで5つ星が獲得できるレベルの極めた高い安全性も達成したという。

 ちなみに“iQ”という車名は、“individuality(個人主義、個性)”や“innovation(革新)”、“intelligence(知性)”を意味する“i”と、“quality(品質、本質、才能)”や“cubic(立方体)”、“cue(手がかり)”を意味する“Q”を組み合わせた造語だ。

 なお、トヨタはこのiQを最初の1年間で10万台生産予定。日本市場にも導入されるといわれている。

・ジュネーブショー2008パーフェクトガイド

●トヨタ自動車
http://toyota.jp/