マセラティ史上最速のグラントゥーリズモSが発売

▲3月にジュネーブショーで初公開されたマセラティ史上最速のクーペ、グラントゥーリズモSが日本上陸を果たした。

▲440psを発揮する新開発4.7リッターV8には新開発6段2ペダルM/TのMCシフトをトランスアクスル・レイアウトで組み合わせる。

▲3本スポークのマルチファンクション・スポーツ・ステアリングおよびパドルシフトはグラントゥーリズモと共通だ。

▲インテリアには最高級の素材をふんだんに使用。シートは水平方向にパイピングが施された専用デザインとなっている。
 コーンズ・アンド・カンパニー・リミテッドは、マセラティ・グラントゥーリズモの高性能バージョンであるグラントゥーリズモSを発売した。

 グラントゥーリズモの発表から1年、今春ジュネーブショーで初公開されたグラントゥーリズモSは、マセラティのフラッグシップ・クーペであり、マセラティ史上最速のモデル。最大の特徴は新開発のパワートレインだ。

 パワーユニットは最高出力440ps/7000r.p.m.、最大トルク50.0kg-m/4750r.p.m.の新開発4.7リッターV8を搭載。このエンジンは、グラントゥーリズモの4.2リッターV8を35hp/3.0kg-m上回る出力性能を実現。また、排気量を500cc拡大したにもかかわらず、鋳鉄製シリンダーライナーの採用により重量とサイズの増加を最小限に抑えられた。さらに、ウェットサンプ方式の採用によりオイルポンプ数を減らすとともに作動ノイズを大幅に低減している。一方でレブリミットは4.2リッターV8の7250r.p.m.から7600r.p.m.に引き上げられた。

 トランスミッションは、“MCシフト”と呼ばれる新開発の電子制御6段2ペダルM/Tを組み合わせる。このMCシフトは、日常ユースに適した“オート・ノーマルモード”と、新開発4.7リッターV8のポテンシャルを最大限に引き出す“マニュアル・スポーツモード”、わずか0.1秒でシフトチェンジを行う“MCシフトモード”など6種類の変速モードを搭載。また、トランスアクスル・レイアウトの採用により、47:53という優れた前後重量配分の実現に寄与している。ちなみにスポーツモードを選択するとエグゾーストパイプのニューマチックバルブが開放され、排気効率が向上するとともに、よりスポーティなサウンドが味わえるようになる。

 この結果、グラントゥーリズモSは0〜100km/h加速はグラントゥーリズモを0.3秒上回る4.9秒を実現。最高速度は10km/hアップの295km/hを達成した。

 サスペンションは、グラントゥーリズモから減衰力を10%高めるとともに伸び側、縮み側とも減衰特性を見直したシングルレート・ショックアブソーバーを採用。47:53の前後重量配分に合わせたセッティングを施した。ブレーキは、マセラティがブレンボ社と共同開発した、クアトロポルテ・スポーツGTSで初採用された高性能システムを装備。フロントブレーキには直径360mmの軽量なデュアルキャスト・ディスクと6ポット・アルミモノブロック・キャリパーの組み合わせとされ、極めて優れた制動性能を手に入れいている。

 エクステリアはブラックアウトされた専用フロントグリルや、マセラティのエンブレムである“トライデント”を模したデザインの7本スポーク20インチ・アルミホイール、専用サイドスカート、スポイラーが一体となった専用トランクリッドなどが特徴。アグレッシブなルックスと風洞実験に基づいた優れた空力性能を手に入れた。

 インテリアは、シート表皮やトリムにポルトローナフラウ社製の最高級レザーやアルカンターラを、パネル類にはローズウッドやタンガニカを採用。パー祖也ゼー所んプログラムには、アルミニウムとグラスファイバーをファブリックに織り込んだ革新的な素材、“アルテックス”を用意。光沢のある特殊仕上げによりモダンかつハイテクな印象のコクピットを演出する。

 価格は1750万円で、グラントゥーリズモの220万円高となっている。なお、デリバリーは今秋に開始される予定だ。

●コーンズ・アンド・カンパニー・リミテッド
http://www.cornesmotor.com/