BMW335iクーペ/コンバチが7段2ペダルM/Tを搭載

▲3.0直6直噴ツインターボの335iクーペおよび335iコンバーチブルにデュアルクラッチを用いた7段2ペダルM/Tが設定された。

▲7段スポーツ・オートマチック・トランスミッションは、従来の6M/T車および6A/T車を上回る加速性能と燃費性能を両立した。

▲マニュアル変速は専用デザインのシフトレバーまたはパドルシフトで可能。スポーツボタンはシフトレバー後方に備わる。

▲7段スポーツ・オートマチック・トランスミッションは最大9000r.p.m.のエンジン回転数と最大61.2kg-mのトルクに対応している。
 BMW・AGは、3シリーズ・セダン/ツーリングのマイナーチェンジと同時に、3シリーズ・クーペ/コンバーチブル(日本名:カブリオレ)にデュアルクラッチ・システムを備えた7段2ペダルM/Tの7段スポーツ・オートマチック・トランスミッションを設定した。

 7段スポーツ・オートマチック・トランスミッションの設定モデルは、最高出力306bhp/5800r.p.m.、最大トルク40.8kg-m/1300〜5000r.p.m.の3.0リッター直6直噴ツインターボ・エンジンを搭載した335iクーペ/コンバーチブルのみとなっている。

 このトランスミッションは、M3シリーズの日本仕様にも先日追加されたM・DCTドライブロジックと同様に、1、3、5、7速の奇数段およびリバースギアと、2、4、6速の偶数段を受け持つふたつの油冷湿式クラッチを備えた2ペダルM/T。“DKG(ドッペルクップルング・ゲトリーベ)”と呼ばれるデュアルクラッチ・システムは、最高9000r.p.m.のエンジン回転数と最大61.2kg-mのトルクに耐えられるよう設計されているという。

 変速はシフトアップ、シフトダウンとも従来のトルクコンバーター式A/TやM/Tを上回るスピードを実現。また、変速中の駆動力の切れ目やスリップがほとんどないため、優れた加速性能と燃費性能を両立した。この結果、335iクーペの7段スポーツ・オートマチック・トランスミッション搭載車は、0〜100km/h加速5.4秒(6M/T車比マイナス0.1秒、6A/T車比マイナス0.3秒)の加速性能と、6M/T車および6A/T車を最大5%上回る11.3km/リッター(335iコンバーチブルは11.0km/リッター)の燃費性能を達成している。

 変速モードは“D(ドライブ)”と“S(スポーツ)”を設定。“D”から“S”への切り替えは専用デザインのシフトレバーを左に動かすことで可能。“S”モードは、切り替えた時は自動変速だが、シフトレバーを前(シフトダウン)または後ろ(シフトアップ)に動かすか、ステアリングに備わるパドルシフトを操作することでマニュアル変速モードが起動する。

 また、スロットル・レスポンスと変速制御がよりスポーティなセッティングに切り替わるスポーツボタンを装備。このボタンを押すと、変速ポイントがより高回転側になるほか、駆動力の切れ目がさらに短くなり、極めてスポーティな走りが楽しめるようになる。

 さらに、最大限の発進加速を実現するローンチコントロール機能を搭載。停止時にマニュアル変速で1速に入れ、ブレーキペダルをリリースするとともにアクセルペダルを床まで踏み込むと、DTC(ダイナミック・トラクション・コントロール)がホイールスピンをコントロールして発進し、最適なポイントで自動変速しながら加速する。

 日本導入予定については未定だが、M3のM・DCTドライブロジックが欧州とそれほど間をおかずに導入された経緯を考えると、近い将来日本仕様にも設定されるはずだ。

【新型BMW3シリーズ 関連新車速報】
・BMW3シリーズが内外装変更、環境性能&燃費アップ

●BMW・AG
http://www.bmw.com/