日産GT-Rに超高性能なスペックVが登場、1575万円

▲日産GT-Rの超高性能バージョンであるスペックVがついにデビュー。サーキットに焦点を絞って走りを徹底的に磨き上げた。

▲3.8V6ツインターボのパワーユニットは、ハイギヤードブースト機能を装備。カーボンセラミックブレーキも標準となっている。

▲ハイギヤードブーストスイッチはステアリング右側にレイアウト。インパネやリアセンターボックスにはカーボン加飾を採用。

▲シートは強烈な減速Gおよび旋回Gに対応させた専用開発のカーボン製バケットシートを装備。乗車定員は2名となっている。
 日産自動車は、マルチパフォーマンススーパーカーのGT-Rの走りをさらに磨き上げた超高性能バージョンであるGT-RスペックVを発表。2月2日に発売する。

 スペックVは、“自分とクルマが一体化したレーシングライクな走りを求める人”をターゲットに開発。カーボンセラミックブレーキや専用サスペンション、ハイグリップタイヤの採用に加え、バネ下重量の軽量化などを施し、圧倒的なパフォーマンスを実現している。

 カーボンセラミックブレーキは、レーシングユースのシステムをベースに日常での使用を両立させた世界最高峰のパフォーマンスを目指して開発。従来のスチールブレーキと比較して、1輪あたり約5kgもの軽量化も果たした。その性能の高さは、ニュルブルクリンクでのテストにおいて最大減速Gが2.05Gを記録したことが物語っている。

 サスペンションは、減衰力固定式の専用ビルシュタイン製ショックアブソーバーを採用。減衰力は既存モデルのRモード以上に締め上げられた。また、アライメントやスタビライザー、エンジンマウントに至るまでトータルでチューニングが施され、究極のフラットライドを実現した。

 タイヤはブリヂストンと共同開発したスペックV専用のポテンザRE070Rランフラットタイヤを装着。サイズは前が255/40ZRF20・97Y、リアは285/35ZRF20・100Yとなる。このタイヤは、既存モデル用とはコンパウンドやパターン、構造が異なり、基本的にドライ状態のサーキットでのパフォーマンスアップに焦点を絞って開発されている。

 シートは、スペックVの強烈な減速Gと旋回Gに対応させた、専用のカーボン製バケットシートを装備。このシートは、GT-Rのエアロパーツ開発などで培ったカーボン成形技術を投入して開発され、リクライニング機構を持たせながらレーシングカー用バケットシートの保持荷重を超えたシートを実現した。ちなみに乗車定員は2名となっている。

 3.8リッターV6DOHCツインターボのパワーユニットにも専用チューニングが施された。基本スペックは最高出力485ps/6400r.p.m.、最大トルク60.0kg-m/3200〜5200r.p.m.で、既存モデルと変わらないが、スペックVは一時的にターボチャージャーの過給圧を高めて中速域のトルクを増強するハイギヤードブースト機能を搭載。ステアリングに備わるスイッチを押せば、約80秒間、3500〜5000r.p.m.で最大トルクが62.0kg-mにアップする。また、スペックVはチタンエグゾーストシステムが標準となっている。

 エクステリアは、カーボン製のフロントグリルやリアスポイラー、ブレーキダクトなどが特徴。カーボン製リアディフューザーもエグゾースト冷却用NACAダクトを配したスペックV専用だ。

 ボディカラーは、専用色のアルティメイトオパールブラックを含む全5色を設定。

 価格は1575万円。限定車ではないが、月間生産台数は30台が限界だという。なお、スペックVはメンテナンスにサーキット走行を熟知したメカニックが必要となるため、全国7店舗のみでの販売となる。

●日産自動車
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