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新車速報

【NY09】次期グランドチェロキーはベンツMLがベース

2009年04月08日

 クライスラーは、4月8日に開幕したニューヨーク国際自動車ショーで、ジープ・ブランドの上級モデルであるグランドチェロキーの2011年モデルを発表した。

 1993の初代デビュー以来4世代目となる次期グランドチェロキーは、メルセデス・ベンツMLクラスのプラットフォームをベースに開発。北米のみならず、世界に通じるパフォーマンスと快適性、経済性、環境性能の実現を目指して開発された。

 ボディサイズは、全長4821mm、全幅1937mm、全高1761mmで、現行モデルと比較して46mm長く、76mm幅広く、12mm背が高い。ホイールベースは2915mmで、現行モデルより134mmも長くなっている。

 エクステリアは、グランドチェロキーらしい力強さを保ちながら、滑らかなボディラインにより、より都会的で上品な印象を実現。インテリアはレザーやウッドを多用して高級感漂う空間に仕立てられている。また、ワイドボディ化およびロングホイールベース化により室内空間が拡大。後席足元空間は、現行モデルから100mm以上も拡大している。ラゲッジ容量も5人乗車時で先代を146リッター上回る1003リッターを確保。さらに助手席を可倒式としたことで、積載性を向上させた。

 パワーユニットは、最高出力280hp/6400r.p.m.、最大トルク35.9kg-m/4800r.p.m.の新開発3.6リッターV6DOHCと、360hp/5150r.p.m.、53.9kg-m/4250r.p.m.を発揮する気筒休止機構付き5.7リッターV8OHV“HEMI”の2種類を設定。3.6V6はバイオエタノール燃料に対応したジープ初のフレックスフューエル・エンジンであるほか、従来の3.7V6に対してパワーで33%、トルクで11%向上しながら、11%の燃料消費量削減を実現。トランスミッションはどちらも5A/Tを組み合わせる。

 駆動方式は2WD(FR)と4WDを用意。4WDシステムはグレードにより3種類あり、ベーシック・グレードのラレードは副変速機を持たないシンプルなフルタイム4WDのクォドラトラックI、中間グレードのリミテッドは副変速機を持つほか、タイヤがスリップした場合に、トラクションが掛かっているタイヤにすべての駆動力を配分する機能を備えた電子制御4WDのクォドラトラックII、最上級グレードのオーバーランドは、クォドラトラックIIの機能に加えて路面状況に応じて各タイヤに適切な駆動力を配分するクォドラドライブIIを採用。オーバーランドはさらに電子制御LSDと、走行状況に合わせて5種類の走行モードが選択できる新開発のセレクテレインが備わる。

 ボディは、現行モデルに対してスポット溶接やアーク溶接、接着剤使用量などを大幅に増した結果、捩れ剛性で146%もの向上を実現。BMW・X5やトヨタ・ハイランダーを上回るボディ剛性によりNVH性能の大幅な向上を達成した。フロントがダブルウィッシュボーン式、リアはマルチリンク式の4輪独立式サスペンションは完全新設計で、リアに可変レート・スプリングを採用。オンロードにおけるハンドリングと快適性を高次元で両立させた。

 また、次期型には新開発の車高調整機能付きエアサスペンションのクォドラリフトを設定。ロードクリアランスは、もっとも低いパークモードで167mm、もっとも高いロックモードでは281mmにもなり、ジープのアイデンティティでもある卓越したオフロード走破性を確保している。

 装備面では、新開発の2重ガラス・パノラミックサンルーフや、リモコン操作も可能なパワーリアゲート、HIDヘッドランプ、20インチ・アルミホイール、パークアシストシステム、リアビューカメラ、リモートスタート、アダプティブクルースコントロール、9スピーカーのアルパイン製オーディオシステム、全席シートヒーター、前席シートベンチレーターなどを標準またはオプションで設定。

 安全面では、横転防止機能やヒルスタートアシスト、ヒルディセントコントロールなどの機能を統合したESC(エレクトロニック・スタビリティ・コントロール)や、計6個のエアバッグ、前席アクティブヘッドレストなどを標準装備。さらに、死角検知システムやプリクラッシュセーフティシステム、自動事故通報機能や緊急通報機能、盗難車位置情報発信機能などを備えたUコネクトなどが用意される。

 なお、次期型は右ハンドルと左ハンドルのほか、ディーゼル車も用意され、世界中の市場に導入される予定だ。
●ジープ
http://www.jeep.com/
▲グランドチェロキーの2011年モデルが早くも登場。次期型はベンツMLクラスのプラットフォームをベースに開発された。
▲次期型は世界に通用する高級SUVを目指して開発。室内空間は現行モデルから大幅に拡大した。発売はおそらく2010年だ。
▲インテリアは、シートはもちろんダッシュボードやドアトリムなどにレザーを多用。木目パネルはリアルウッドとなっている。
▲全席シートヒーターや前席シートベンチレーターなど快適装備は非常に充実。後席足元空間は、現行モデルから大幅に拡大。

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