シトロエンC4ピカソ、インパクト抜群の小型ミニバン

▲C4ピカソのエクステリアは、2005年のコンセプト・カー、Cスポーツラウンジなどに通じるスポーティなデザインだ。

▲C4ピカソのウインドー面積は、大型サンルーフも含めて6.4平方メートルにもなり、全席の良好な視界と開放感に貢献している。

▲シフト・レバーや各種スイッチ類はステアリング周りに集約。インパネ周りには冷蔵庫を含む4つの収納スペースが備わる。

▲1、2列目のウォークスルーが容易な点はC4ピカソの特長。2列目は、3脚ともISO-FIXチャイルドシート固定アンカーが備わる。
 シトロエンは、9月30日にフランスで開幕するパリ・モーターショーで、3列7人乗りのコンパクト・ミニバンのC4ピカソを世界初公開する。

 C4ピカソのボディサイズは、全長4590mm、全幅1830mm、全高1660mm。VWトゥーランよりひと回り大きいサイズだ。パワーユニットは、最高出力143hpの2.0リッター・ガソリン・エンジンのほか、110hpと138hpの微粒子フィルター付きディーゼル・エンジンを設定。トランスミッションは、新開発の電子制御2ペダル6段M/Tのほか、A/Tも用意する。

 最大の特長は、前席の頭上まで延びる広角パノラマ・フロント・ウインドーと、細いピラーで囲まれた三角窓による視界の広さ。運転席における縦方向の視野角は、通常のミニバンが35度程度なのに対し、C4ピカソでは2倍にあたる70度を実現した。また天井には、クラス最大となる長さ1040mmのガラス・サンルーフを装備する。

 インパネは、ステアリングまわりにシフト・レバーやシフト・パドル、オーディオ操作スイッチなどを集約し、4ゾーン・オート・エアコンの操作パネルをインパネの両端に配置したスッキリとしたデザイン。センターメーターの手前にはエレクトロニック・パーキング・ブレーキのスイッチが備わっている。

 運転席と助手席の距離と、1、2列目の足元空間はクラス最大とし、ウォークスルーを容易にした。フラットなフロアを持つ2列目は、3つのシートをすべて同サイズとしている。3列目は大人2人が十分座れるスペースを確保した。

 2、3列目のシートはヘッドレストを取り外さずに、簡単に折り畳むことが可能。3列目を床下に格納した状態のラゲッジ容量はVDA法で567リッターを確保した。2列目も畳めば1951リッターものフラットな荷室空間が現れる。なお、リアハッチはガラス部分のみの開閉も可能。リア・サスはエア・スプリングで、荷物の量に関係なく車輌を自動的に水平に保つオート・レベライザーが備わるうえ、荷物の積み下ろし時には車高を下げることも可能になっている。

 このようなミニバンとしての高い基本機能に加え、静粛性を高める防音ラミネート・ガラスや、車内の空気を常にクリーンに保つエア・クオリティ・センサーのほか、ヒル・スタート・アシスト、駐車スペース測定システム、後席DVDエンターテインメント・システムなど、快適装備も充実したC4ピカソは、欧州の小型ミニバン市場に大きなインパクトを与えることになるだろう。

●シトロエン
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