シトロエンCメティッセはフランス的情熱と理性の塊

▲毒々しいまでのエレガントさを備えたCメティッセは、走りと環境適合性を両立した未来形4シーター・クーペのコンセプトだ。

▲カーボン製の軽量なボディや車体中央に配置されたバッテリー、後輪に装着されるモーターは、最適な前後重量配分も実現した。

▲4枚のドアは、前後で開き方の異なるガルウイング式を採用。ロング・ホイールベースのおかげで後席空間はリムジン並みだ。

▲アルミ製ペダルと天井吊りのヘッドレストは電動位置調整機能付き。エンジン始動スイッチはルーフ・コンソールに備わる。
 シトロエンは、9月28日に開幕するパリ・モーターショーで、非常に個性的なスタイリングを持つ4ドア4シーター・クーペのコンセプト・カー、Cメティッセを公開する。

 シトロエンによれば、Cメティッセは快適性とパフォーマンスを高レベルで実現した環境に優しいクルマで、ドライビング・プレジャーの新しい形を示しているという。

 ボディサイズは、全長4740mm、全幅2000mm、全高1240mmで、ホイールベースは3000mmとなっている。長いボンネットと短いリア・オーバーハング、そして筋肉質でボリューム感のあるボディ・ラインは、古きよき時代のGTカーを思い起こさせる。Cd値0.30という空理気性能を誇るこのクルマのデザイン上の最大の特徴は、フロントとリアで開き方が異なる4枚のガルウイング式ドアだ。

 パワートレーンには、C4HDiハイブリッドのものをベースにしたディーゼル・ハイブリッド・システムを搭載。だが、このクルマのハイブリッド・システムはC4と異なり、最高出力208bhpのDPFS(粒子状物質フィルター)を備えたディーゼル・ターボ・エンジンが6A/Tを介して前輪を駆動しつつ、20bhp/40.8kg-mを発揮する2個のモーターが後輪を駆動する方式を採用している。

 このシステムは、通常の走行時にはエンジンとモーターを併用。高速走行時にはエンジン主体で走行する。また30km/h以下に制限されるが、3kmまでならモーターのみで走行するZEV(ゼロ・エミッション・ビークル)モードも備えている。モーターは減速時には回生ブレーキとしても作動。車体中央に搭載する高電圧バッテリーの充電を行う。

 カーボン製のボディと骨格を持つことによる、1400kgという軽い車輌重量もこのクルマの特長。この結果、0〜100km/h加速6.2秒、0〜1000m加速25.4秒の加速性能と、欧州複合サイクルで15.4km/リッターという省燃費性、さらに174g/kmの優れたCO2排出性能という相反する性能を実現している。

 そのインパクト抜群のスタイリングだけでも十分注目に値するが、そのコンセプトにもフランスらしい情熱と理性が同居したCメティッセは、今回のパリショーのハイライトになりそうだ。

 なおシトロエンは、今回のショーに先日発表したコンパクト・ミニバンのC4ピカソや、2007年のWRC参戦マシーンであるC4WRCのコンセプト・カーなどを出展する。

●シトロエン
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