イタルデザインが手がけたマスタングがLAに登場

▲イタルデザインが手がけたマスタング・ジウジアーロ・コンセプトは、今回のLAショーの目玉となることは間違いない。

▲3分割のテールランプは、1964年型マスタングに倣ったもの。フェンダー上部のエッジはテール・フィンにヒントを得たという。

▲ワイド感を強調するド派手なデザインのインパネ。ウイング状のダッシュボードと砲弾型のエアコン・ダクトが特徴的だ。

▲シートやステアリング・ホイールには、ダーク・ブラウンの馬革を使用。ヘッドレストには馬のマークが刺繍されている。
 フォード・モーターは、11月29日に開幕するロサンゼルス・モーターショーで、マスタングのデザイン・コンセプトであるフォード・マスタング・ジウジアーロ・コンセプトを公開する。

 このコンセプト・カーは、巨匠ジョルジェット・ジウジアーロ氏率いるトリノのカロッツェリア、イタルデザインのスタイリング・ディレクターであり、ジウジアーロ氏の息子でもあるファブリツィオ・ジウジアーロ氏が、2005年型マスタングをベースに内外装をリデザインしたもの。ファブリツィオ・ジウジアーロ氏は、「現行マスタングは歴代マスタングのなかでベストだと思います。しかし、我々は手を加えずにいられなかったのです」と語っている。

 エクステリアは、フロント・ウインドーからリア・ウインドーまで覆う1枚ものの大型ガラス・ルーフと、特注の3分割テールランプ、50年代のアメリカ車のテール・フィンにヒントを得たカーボン製フェンダーが特徴。ボディは通常のマスタングに比べ、フロント部で30mmワイド化され、リアにかけて徐々に80mm車幅が拡大されている。ホイール・サイズは前後とも20インチとされ、タイヤ・サイズはフロントが275/40R20、リアは315/35R20となっている。

 インテリアは、ワイド感を強調する大胆なデザインのインパネが最大の特徴。ドライバーズ・シートの前には丸型の2眼メーターが置かれ、シートにはダーク・ブラウンの馬革を採用している。

 パワートレインには、フォード・レーシングがグランダム・コニ・チャレンジ・シリーズに参戦しているマスタングのレース・カー用のFR500Cを採用。エンジンは、マスタングGTが搭載する最高出力300hpのオール・アルミ製4.6リッターV8にツイン・スクロール・スーパーチャージャーを装着したもので、最高出力は500hpに達する。このエンジンに合わせてインジェクターや吸排気系も最適化。アルミ製ラジエターは、さらに200hpパワーアップしても対応できるように容量がアップされている。

 シャシーには、専用チューニングのショック・アブソーバー、1.5インチ(約38mm)ローダウンする専用スプリング、強化スタビライザーを採用した。

 フォードのデザイン部門を統括するJ・メイズ副社長は、「このデザイン・スタディは、アメリカで最も高性能車やマッスル・カーに熱狂的なLAに相応しいばかりか、フォードのアイコンともいうべきマスタングに時間を超越した魅力を与えています」と語っている。

●フォード・モーター
http://www.ford.com/