【デトロイト07】日産ベベルは多機能移動ガレージ

▲ベベル・コンセプトは左右非対称のスタイリングが最大の特徴。個性的なルックスは機能を最優先した結果だ。

▲運転席側には後席用ドアは備わらない。ルーフにはアイスホッケーのパックのようなポップアップ式フックが備わっている。

▲レザー張りの運転席は固定式だが、ステアリングやペダルが前後にスライドする。前方のモニターがコマンド・セントラルだ。

▲ラゲッジには折り畳み式の作業台や電動工具の充電用電源などが備わる。フロアには再生クルミの積層材を使用している。
 日産自動車は、今回のデトロイトショーにニッサン・ディビジョンから小型クロスオーバー・ビークルのローグのほか、個性的なコンセプト・カーのベベル・コンセプトを発表した。

 ベベル・コンセプトは、カリフォルニア州ラホーヤのニッサン・デザイン・アメリカ(NDA)がデザインを担当。すでに子供が独立し、趣味やレジャー、地域活動などに多くの時間を割く45〜60歳くらいの夫婦のライフスタイルに最適なクルマとしてデザインされている。最大の特徴は左右非対称のスタイリングだ。

 ボディサイズは、全長4399mm、全幅1905mm、全高1620mmで、ホイールベースは2931mm。ドアは運転席側は1枚だが助手席側には2枚備わる。助手席側はBピラーのない観音開きとなっており、1709mmもの開口幅を実現している。

 ラゲッジ・スペースには、可倒式の作業台のほか、ガラス・ルーフに備わる太陽電池から電気を供給する電動ツール充電用電源(12V&110V)を装備する。また、ベンチタイプのリアシートと助手席は完全にフラットに折り畳むことができ、長尺物も積載可能だ。

 さらに、ラゲッジにはペット用のキャリング・ケースや鎖のフックも装備。ルーフには113kgまで積載可能な6つのポップアップ式フックが備わっている。

 レザー張りのドライバーズ・シートは固定式を採用。“リボン”と呼ばれるインパネとステアリングが前後に100mmスライドすることで、ドライビング・ポジションの調節が可能になっている。

 運転席の前方には“コマンド・セントラル”と呼ばれる大型ディスプレイが備わっている。ここにはサイドビュー・ミラー・カメラの映像のほか、車輌情報、空調システム、ナビゲーション、エンターテインメント、ホームの5つのメニューが表示され、“リボン”に備わるコントローラーから操作する。このコマンド・セントラルでは、自宅のセキュリティ状態の確認や電話、インターネット、交通情報および気象情報の確認などが可能だ。

 ちなみにベベル・コンセプトは、パワーユニットに2.5リッターV6エンジンと電気モーターを組み合わせたハイブリッド・システムを搭載。ステアリングやスロットル、ブレーキにはバイ・ワイア技術を採用している。
(写真:渡辺慎介)

●日産自動車
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