究極のサーキット専用マシン、ロータス2イレブン発表

▲ロータス2イレブンは、故コーリン・チャップマン氏の哲学を追及したサーキット専用マシン。車輌重量はわずか670kgだ。

▲コアマット技術で作られた総重量わずか40kgのボディパネルは、メンテナンス性を考慮し、すべてボルト留めとなっている。

▲コクピットにはFIAの承認を受けたレース用シートと6点式ロールバーを装備。6M/Tのギア比はエキシージSと同一だ。

▲スーパーチャージャー付き1.8直4エンジンは、255ps/24.6kg-mを発揮。パワー・ウェイト・レシオは1960年代のF1マシン並みだ。
 ロータス・カーズのハイ・パフォーマンス・カーおよびレース・カー開発部門であるロータス・スポーツは、サーキット走行を前提しにした2シーター・オープンのスポーツカー、2イレブン(2-Eleven)を発表。3月6日に開幕するジュネーブ国際自動車ショーで公開する。

 2イレブンは、ロータスの創立者である故コーリン・チャップマン氏の哲学である“軽量化による性能向上”を徹底的に追及したモデル。車輌重量はわずか670kgで、エリーゼSより190kgも軽くなっている。

 パワーユニットは最高出力255ps/8000r.p.m.、最大トルク24.6kg-m/7000r.p.m.のスーパーチャージャー付き1.8リッター直4DOHCを搭載。VVTL-i(可変バルブタイミング・リフト機構)を備えたこのトヨタ製エンジンは、イートン社製のルーツ式スーパーチャージャーを装備し、全回転域でリニアなアクセル・レスポンスを実現。また、大容量のインジェクターおよび燃料ポンプやアキュサンプ(エンジン・オイル・アキュムレーター・ユニット)、ツインオイルクーラーなどを装備し、ハードなサーキット走行に対応させている。

 トランスミッションにはエキシージSと同一のギア比を持つ、アルミ製ケースの6M/Tを採用。クラッチにはスポーツタイプのクラッチプレートと強化クラッチカバーを標準装備する。さらに、8km/h以上で作動する切り換え可能なトラクション・コントロール・システムも装備している。

 シャシーは、アルミ押し出し材を接着剤で組み上げた、エリーゼ用の軽量シャシーを使用。ボディパネルにはコアマット技術を用いて製作した、総重量わずか40kgの軽量パネルを採用した。この結果、車輌重量はエリーゼSより190kgも軽い670kgを達成。パワー・ウェイト・レシオは1960年代のF1マシン並みの2.62kg/psとなり、0〜100km/h加速3.9秒、最高速度250km/hを実現している。

 前後ダブルウィッシュボーン式のサスペンションには、オーリンズ製の2ウェイ調整式ショック・アブソーバーを採用。フロントにはロータス・スポーツ製の調整式スタビライザーも装備する。また、フロントのアッパーアームとステアリング・シャフトは、極端に車高を低くしたセッティングに対応させている。

 ブレーキは、直径288mmの鋳鉄製ドリルド&ベンチレーテッド・ディスクとパジッド製RS14スポーツ・ブレーキ・パッドを採用。キャリパーは、フロントがAPレーシング製のアルミ製2ピストン、リアはブレンボ製のシングル・ピストンとなっている。

 エクステリアには、強力なダウンフォースを発生するリアウイングとフロント・スポイラーを装着。足まわりにはフロント16インチ、リア17インチの5スポーク鍛造アルミホイールを採用する。コクピットにはFIAの承認を受けたレース用ドライバーズ・シートと6点式ロールバーを装備している。

 生産は、英国ノーフォーク州ヘセルのロータス本社工場で行われ、ロータス・スポーツの専用ワークショップが仕上げる。英国での価格は付加価値税込みで3万9995ポンド(約919万円)。そのほかの欧州各国における価格は付加価値税別で4万9575ユーロ(約767万円)となっている。ちなみに英国市場にのみ公道走行仕様も用意される。日本でも発売される模様で、価格はまもなく発表される予定だ。

●ロータス・カーズ
http://www.grouplotus.com/car/

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