新型アウディA4発表、新開発プラットフォームを採用

▲新型A4は今春発表されたA5で初採用された新開発プラットフォームを採用。大幅なロングホイールベース化を実現した。

▲新型は最高出力265bhpの新開発3.2V6の3.2FSIを設定。このエンジンは可変バルブリフト機構のAVSを採用している。

▲インパネはA6に通じるドライバー中心のデザインを採用。センターコンソールはドライバー側に8度傾いている。
 アウディAGは、同社の主力モデルであるDセグメント・セダンのA4をフルモデルチェンジ。11月末に欧州で発売すると発表した。

 新型A4は、今春のジュネーブショーで初公開され、先日欧州で発売された新型クーペA5で初採用された新開発プラットフォームを採用。フロントアクスルが従来よりも154mm前方に移動したことで、ロングホイールベース&ショートフロントオーバーハングのプロポーションを実現。先代よりも大幅にスポーティなスタイリングに生まれ変わった。

 ボディサイズは全長4703mm、全幅1826mmで、先代と比較して117mm長く、54mm幅広い。ホイールベースは2808mmで先代から160mmも長くなった。この結果、新型は室内空間が拡大。とくに後席ニースペースは先代+36mmの908mmとなり、居住性が大幅に向上。トランク容量もクラストップの480リッターを実現している。

 また、ボディには高張力鋼板を多様したことで、サイズが拡大したにもかかわらず、先代と比較して約10%の車輌重量軽減を果たした。

 パワーユニットは、ガソリン・エンジンが最高出力265bhp、最大トルク33.6kg-m/3000〜5000.p.m.の新開発3.2リッターV6直噴の3.2FSIと、160bhp、25.5kg-m/1500〜4500r.p.m.を発揮する1.8リッター直4直噴ターボの1.8TFSIの2種類。ディーゼルは240bhp、51.0kg-m/1500〜3000r.p.m.の新開発3.0リッターV6直噴ターボの3.0TDIと、190bhp、40.8kg-m/1400〜3250r.p.m.の2.7リッターV6直噴ターボの2.7TDI、143bhp、32.6kg-m/1750〜2500r.p.m.の2.0リッター直噴ターボの2.0TDIの3種類で、すべて欧州で数年以内に導入予定の排出ガス規制、ユーロ5をクリアしている。

 注目は3.2FSIで、このエンジンは先日日本に導入されたA6・2.8FSIの2.8リッターV6でも採用されている、可変バルブリフト機構のアウディ・バルブリフト・システム(AVS)を備える。この結果、新型A4・3.2FSIは、0〜100km/h加速6.2秒という優れた加速性能と、欧州複合モードで先代A4・3.2FSIを1.2km/リッター上回る10.8km/リッター(6M/T車)という優れた燃費性能を両立した。

 トランスミッションは、3.2FSIが6M/Tと6A/T、1.8TFSIは6M/TとCVT、3.0TDIは6M/T、2.7TDIはCVT、2.0TDIは6M/TとCVTを組み合わせる。駆動方式は3.2FSIと3.0TDIがフルタイム4WDのクワトロで、そのほかは2WD(FF)となる。

 シャシー面では、車速感応式可変ギアレシオステアリング、アウディ・ダイナミックス・テアリングを搭載した点が注目ポイント。このシステムは、最新世代のESPと協調制御して、限界領域で車輌の挙動を安定させるために自動的に最適なカウンターステアをあてる機能を備えている。さらに、エンジン、A/T、パワステ、ショックアブソーバーの特性をドライバーの好みに変更できるアウディ・ドライブ・セレクトも設定している。

 安全面ではシートベルトプリテンショナーと協調制御する6エアバッグを全車に標準装備。フロントウインドー上部に備わる小型カメラが車線を撮影し、65km/h以上でウインカー操作なしに車線を逸脱すると、ステアリングホイールを3段階で振動させてドライバーに警告するアウディ・レーン・アシストや、リアバンパー内蔵の2つのレーダーが後方と側方をスキャンし、近くに他の車輌がいる場合にドアミラーハウジングに備わるLEDが点灯して目視を促すアウディ・サイド・アシストを設定した。

 なお、ドイツにおける新型A4の価格は、2万6000ユーロ(約410万円)からとなる。

●アウディAG
http://www.audi.com/

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