グッドウッド・フェスティバル・オブ・スピードを駆けたマシーンたち
2005年07月07日
戦前から今年の最新型まで、2輪、4輪を問わずあらゆるレーシング・マシーンが集結することで、今や世界的に有名となったグッドウッド・フェスティバル・オブ・スピード。このコーナーでは、ホンダ・イヤーとなった今年、会場で見掛けたレーシングカーたちの中から数台をピックアップしてご紹介します。
なお、カー・マガジンでは7月26日発売の327号で、そのレポートを掲載するほか、会場に集まった貴重なレーシングカーたちの詳細なディテールを、ホビダス内のカー・マガジンWEBサイトでも随時公開予定。こちらもお楽しみに。
■ホンダRA272(1965年)
1965年のF1選手権最終戦メキシコGPで、リッチー・ギンサーによりホンダ初の勝利を手にした記念碑的マシーン。横置き1.5リッター12気筒ユニットを搭載。土日のイベントでは、第1期ホンダF1活動には欠かせない、ジョン・サーティースがドライブした。
■ウイリアムズFW11ホンダ(1986年)
1986年のF1グランプリでネルソン・ピケ、ナイジェル・マンセルのコンビによりコンストラクターズ・タイトルを獲得したマシーン。エンジンは1.5リッターV6ターボ。今回はピケの息子で現在GP2シリーズを闘うネルソン・アンジェロ・ピケがドライブした。
■マクラーレンMP4/4ホンダ(1988年)
16戦中15勝という圧倒的な強さで、ターボ最後の年となった1988年シーズンを制圧したマシーン。アイルトン・セナが初のチャンピオンを鈴鹿で決めたクルマでもある。ホンダ・コレクション・ホールからの出走だが、ドライバーはあのデレック・ベルだった。
■BAR007 ホンダ(2005年)
通常前年型が持ち込まれることが多いこのイベントにおいて、ホストメーカーのホンダが送り込んだのは現役バリバリのBAR007。実際に使われているTカーそのもので、土曜日は佐藤琢磨、日曜日はジェンソン・バトンがドライブし、派手なホイール・スピンを披露していた。
■ポルシェ917K(1970年)
1970〜71年のル・マンを席捲し、スポーツ・プロトタイプカーの歴史を塗り替えた傑作マシーン。これはジョン・ワイヤー・ティームのアイデンティティであるガルフ・カラーに彩られた1台。映画「栄光のル・マン」でS・マックイーンが駆ったマシーンを彷彿とさせる。
■アルピーヌ・ルノーA443ターボ(1978年)
現在発売中のカー・マガジン326号でインプレッションを掲載したアルピーヌ・ルノーA443もエントリー。1978年のル・マンにルノーが送り込んだ4台中の1台で、本番ではトップを快走するものの残念ながらリタイア。今回は1978年にA442Bでル・マンを制したジャン・ピエール・ジョソーがドライブした。
■ランチア・ストラトス・ターボGr.5(1977年)
スーパーカー世代にはタマらないシルエット・フォーミュラのストラトス。これは1977年のジーロ・ディタリアにムナーリ/マンヌッチ組のドライブで出場した個体そのもので、このイベントで1978年にFISCOで星野一義がドライブして以来、初めて走る姿を披露した。ドライブはサンドロ・ムナーリ本人。
■アルファ・ロメオ33フレロン(1967年)
1970年代後半まで続く、戦後のアルファ・ロメオを代表するレーシング・スポーツカー“ティーポ33”シリーズの祖といえるマシーン。これはその極初期型で“フレロン”と呼ばれるモデル。イタリアのアルファ集団“スクーデリア・デル・ポルテロ”の会長、マルコ・カイヤーニ氏がドライブ。
■マトラMS630B(1969年)
航空機器メーカーのマトラが、1969年のル・マンへ送り込んだレーシング・スポーツ。エンジンは自社製のV12 3リッター・ユニットで、マトラMS11に搭載されたF1ユニットをディチューンしたもの。会場には幻のマトラ、M640も姿を見せていたが、こちらは本誌で詳しく。
■ランチア・デルタS4(1986年)
1985年のRACラリーでデビュー、究極のグループBカーとして君臨したデルタS4。ミドに積まれた4気筒ユニットはターボとスーパーチャージャーで武装され500馬力以上を発生した。ちなみにメインコースとは別にラリーカー用の専用ステージが設けられており、迫力のオフロード走行も楽しめる。
●記事制作:カー・マガジン編集部



















