ヒストリック・オートモービル・フェスティバル開催
ヒストリック・カーの祭典へようこそ。ツインリンクもてぎに集まった760台の歴史的名車たち。2005年11月12日、13日の両日にわたりツインリンクもてぎで開催された、ヒストリック・オートモービル・フェスティバル・イン・ジャパン。2日合計でこれまでにない760台の名車が集まり、総入場者数も過去最高という盛り上がりをみせた。

国内外のヒストリック・カーがサーキットを疾走

朝一番の走行はフェラーリ・トロフィの予選。その後にポルシェのみで行われるレンシュポルト・カップの予選が行われた。


ティーポ・バトルロイヤルは、ペナルティも設けられた耐久レース形式走行会だけに、最後までは予断を許さない展開となった。

 今年で9回目となる「ヒストリック・オートモービル・フェスティバル・イン・ジャパン」。初日の午前中に雨が降った以外、天候にも恵まれ、抜けるような晴天の中、2日間合計で760台にのぼる歴史的名車がツインリンクもてぎに集結した。

 初日の12日には、フェラーリやポルシェといったスーパースポーツ・カーたちのためのクラスが多く用意された。朝8時から予選やウォームアップ走行が始まり、甲高いエグゾーストサウンドが早朝のサーキットに響くと、ツインリンクもてぎは高揚感に包まれた。

 この日最後のレース形式走行会は、ティーポ創刊200号を記念した「OMEGA OIL Tipo BATTLE ROYAL 45min.」。これは、国籍、車種、年式など関係無しの、まさにティーポらしいごった煮的な45分耐久。耐久レース形式だけに、クルマやウデの良し悪しだけでなく、ピットワークなどの戦略も問われるため、各チームはまさに本気のアタックとなった。その雰囲気は、見ている側にもビリビリと伝わってきた。

 辺りがすっかり暗くなった17時ごろにチェッカー。見事優勝したのはゼッケン557番フェラーリF355ベルリネッタ(1996)で参戦した、鮎川純太チームだった。

夕暮れのもてぎで、遥かル・マンに思いを馳せる

今年のテーマを象徴する「フォーミュラ・カップ」のスタート直前の風景。往年のフォーミュラ・カーたちが、本気で走る姿はまさに圧巻。ドライバーをはじめとした参加者だけではなく、観客をも魅了した。

 2日目は、ベレットGTやハコスカなどの国産絶版旧車、アルファロメオ・ジュリア、ロータス・エランなどの海外の旧車も集まった。前日からすでに参加しているル・マン・クラスに登録しているヒストリック・カーたちと合わせ、パドック内はまさにヒストリック・カー一色となった。

 今年の「ヒストリック・オートモービル・フェスティバル・イン・ジャパン」のテーマは「フォーミュラ」ということで、2日目には1960年代(一部1970年の車輌も含まれる)のフォーミュラ・マシーンたちによる、レース形式の走行会「フォーミュラ・カップ」が開催された。ブラバムBT21、ロータス・タイプ59などのいわゆる「葉巻型」のマシーンが多く参戦。車輌をいたわりながらのゆっくりした走行になると思いきや、見ている側が心配してしまうぐらいの熱いバトルが展開された。

 そして大会の締めとなったのは「LE MANS HISTORIC 24M」クラス。このクラスは、かつてル・マン24時間に出場した車輌とその同系車による、24“分”間の耐久レース形式スポーツ走行。チェッカーを迎える頃には日も暮れ、ライトオンしたル・マン・マシーンたちの姿を見ることができた。

F1マシーンの展示、デモランなどイベントも楽しい

F1のデモ走行では、ピット作業のデモンストレーションも行われた。


掘り出し物を探すのも、このイベントの大きな楽しみのひとつ。

 両日とも昼休みには、エンツォ・フェラーリ、マセラティMC12のデモランや、フェラーリのF1マシーンF2001、ホンダのF1マシーンRA273(1966)のデモランが行われた。ホンダRA273のコクピットには、99年まで現役を貫いた日本随一の名手高橋国光氏が納まり、当時そのままの快音を響かせた。このほかピット内ではBARホンダ006、マイルドセブン・ルノーF1、トヨタF1などが展示され、周囲には人垣ができていた。

 また、初日にはティーポ編集部による「イタリア×フランス対決」、ロッソ編集部主催の「ROSSO DAY 2005」が行われ、それぞれの雑誌のファンたちがもてぎに駆けつけ、ジャンケン大会や車輌の展示などを行った。このほか、ミニカーやカー用品などのフリーマーケット、オートジャンブルが第2パドックで開催されており、そちらにも多数のクルマ好きが集まっていた。

日本にも浸透してきた大人の趣味のイベント

「日本でも大人の趣味の楽しみが浸透してきたと嬉しく思う(大会会長笹本健次)」

 過去最大の盛り上がりの中、大会会長笹本健次の閉会挨拶によって「ヒストリック・オートモービル・フェスティバル・イン・ジャパン」は閉幕。表彰式が行われ、参加者に賞品が贈呈された。

 来年もまた、同様の時期にツインリンクもてぎで開催予定の本イベント。今回参加されなかった方も、来年は是非訪れてみて欲しい。また、来年3月には富士スピードウェイを舞台にしたヒストリックカー・イベントも開催決定。随時採り上げていくので、チェックよろしく。

(ホビダス・オート編集部 小堀)

関連リンク:
2005ヒストリック・オートモービル・フェスティバル・イン・ジャパン
特設ブログ(ただいま更新はしていません)
イベントレポート(ツインリンクもてぎ)