HOBIDAS AUTO
movie
トップページ
東京モーターショー概要
国産メーカー出展車
輸入メーカー出展車
メーカー首脳陣インタビュー
コンパニオン大図鑑
モーターショー動画集
佐野弘宗辛口事前情報(国産車編)
佐野弘宗辛口事前情報(輸入車編)
フランクフルトショー2005
動画集
インタビュー

コンチネンタルGTの世界販売が絶好調のベントレー。VW傘下に入って長年連れ添ったロールス・ロイスとは別の道を歩み出した同社は、まずは素晴らしいスタートを切ることに成功したといっていいだろう。

そのベントレーに、VWグループ移行前の1997年から務め、いまPRとマーケティングを統括する要職にあるマーク・テナント氏に話を聞くことができた。シンガポールをベースに東南アジアとオセアニアを担当した経験があり、日本の事情もよく心得ている人物だ。2001年に英国に戻ってからは製品戦略に携わってプロダクトにも精通している。

その彼にまずは、最も興味ある点から尋ねてみた。つまり、ベントレーがひとつ下の価格帯に進出してくるのかどうかということだ。もし“数”を望むなら、A8やSクラス、あるいは7シリーズが競う“量販”Lセグメントへの侵攻は避けては通れないはずだからである。しかし、テナント氏はきっぱりとその可能性を否定した。

「ベントレーはこの数年、われわれ自身の予想を超える大きな成功を収めてきました。それは急激なビジネスの拡張を意味します。ですから、われわれに今もっとも大切なことは、急速な成長を遂げた状況をよく分析、整理して、態勢を固め直すことだと考えています。ベントレーは極めてエクスクルーシブなブランドです。このエクスクルーシブな特質をしっかりと保持するのが大切です。超高級車、ハイ・ラクシュリー分野のスペシャリストとしての自分たちの立ち位置を見失わないことが重要なのです。ですから、例えばフライングスパーはメルセデスSクラスの最上級モデルよりも25%ほど高いところにありますが、この相対的なポジションを変えるつもりは全くありません」

ならば逆にフライングスパーやコンチネンタルGTが作り出した市場にライバルが乗り込んでくることは予想されませんか? という問いには、

「純粋に価格帯ということだけで考えればその可能性はあるかもしれませんが、クルマあるいはブランドのポジショニングということまで含めて考えれば、直接競合することはないと思います。なぜなら、ベントレーの特質は、パフォーマンスとラクシュリーの融合されたところにこそあるからでえす。フェラーリのようによりパフォーマンス指向の強いブランドもあるし、あるいは逆にラクシュリーだけを指向するブランドも世にはありますが、ベントレーはそのどちらとも違う。そしてわれわれのお客様はそれをよく承知して、そこに価値を見出してくれているからです」

では、ロールス・ロイスが参入してきたらどうですか? という意地の悪いに質問には、

「ロールスは後席に乗るクルマです。運転しても素晴らしいクルマだというのは私自身よく知っていますが、それでもロールスのオーナーは後席に乗ることを選びます。そういうクルマなのです。一方、われわれのベントレーはあくまでもオーナーがドライバーとして運転するクルマです。これは決まりでもなんでもありませんが、ロールスとベントレーはそういうものとして長い間認識されてきたし、またこれからもそうなのです」

と確信に満ちた答を返してくれたのだった。

ページトップへ