編集長、辞めればただの人?

photo by K.Akimoto(C) ◎撮影地:ネバダ州オースチン郊外
ホビダス・オープンにより、ぐんぐん視聴率上がってます。事業責任者として嬉しい限りです。しかも、こんなしょーもないブログにまで目を通していただいて、本当にありがとうございます。それにしても、6月1日の朝にオープンしたこの「ホビダス」ですが、じつは提携パートナーの凸版印刷さんから、「ただいま6月1日、午前7時15分、ホビダス開通しました!!」って電話を受けた時は、不覚にも涙腺がパンクしそうになってしまいました。
ここだけの話ですが、じつは4月の末ごろから、ズーっと落ち込んでいたんです。それは長年携わってきた「デイトナ」の編集長を、この「ホビダス」事業のために辞めてしまったからです。自ら退任を決めた時は、じつはそうでもなかったんですが、精神的落ち込みは日増しに増すばかりでした。「デイトナ」は、ネコに入社以来約12年間努めた雑誌です。ボクの編集者経験の大半を占め、様々な経験を積ませてもらった雑誌です。
そんなこともあり、「デイトナ」に対する愛着は人一倍強かったんだと思います。「デイトナ」は今でも世界中で一番大好きな雑誌です。その雑誌から遠ざかることがこれほどまでに辛いことだとは思いもしませんでした。社内のデスクはそのまま。目の前にはデイトナ編集部員が全員座っている。新しい編集長は、ボクの最も信頼できる後輩のひとりであるにもかかわらず、そんなブルーな毎日が続いたんです。
さらにワタクシの退任を知った周囲の人々からの「長い間お疲れ様でした」というメールや電話を受けるたびに、目頭が……。歳をとると涙もろくなるというのは本当でした。「ホビダス」がオープンした今でも、じつはまだまだ紙媒体への未練を捨て切れていません。ネットにはネットの面白さがあるのは十分理解できました。でも、いつかまた紙媒体を立ち上げたいなと思う毎日です。
写真はアメリカでもっとも「寂しいハイウェイ」と呼ばれている「Highway #50」で撮影した1枚です。その昔は、東西を結ぶ重要なルートだったこのハイウェイも、今ではより便利な周辺のフリーウェイにとって変わられてしまったようです。現在では日々の交通量が極端に少なくなり、クルマとすれ違うことも稀だとか。そんなハイウェイで、三脚をセットすること十数分。地平線の向こう側から、真っ赤なビッグリグが現れ、目の前を時速55マイルで通り過ぎていきました。こんなヒストリックルートでも、忘れずに訪れてくれる人(クルマ)がいるんですね。
ワタクシの気分は今もブルーですが、「ホビダス」がスタートした現在、だいぶ変わってきたような気がします。同じブルーでも、写真のような「真っ青なスカイブルー」って感じでしょうか。だんだんと晴れ間が広がってきた感じです。ということで、長年努めたデイトナ編集部のみなさん、そしてもちろん読者の皆さん、長い間本当にありがとうございました。そして、この「ホビダス」同様、新しい「デイトナ」もよろしく! きっともっともっとパワフルなデイトナになりますぜ!



