2005年7月 Archives

PIXARのイベント(後編)

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photo&movie by K.AKIMOTO(C)

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 世界最高峰のアニメーション制作会社「ピクサー」が主催する「ピクサー・モトラマ」は、約2万坪という本社敷地内で開催された。当日は社員やその家族などおよそ1300人が来場。これに世界各国より招待されたプレスが加わり、とても私企業の社内イベントとは思えない賑わいぶりとなった。

 本日は週末特別版として、当日の模様を納めた動画を2本用意。米国では非常に有名なウィンナー会社オスカー・マイヤーのプロモーション用ビークルである「ウィンナーモービル」や、GMから特別出展された1954年「GMモトラマ」におけるコンセプトモデル「キャデラック・ルマン」など、貴重なクルマが納められているので、是非御覧になっていただければ幸いだ。

PIXARのイベント(前編)

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photo by K.AKIMOTO(C)

 先週末のサンフランシスコ出張は、「トイ・ストーリー」や「ファインディング・ニモ」などのアニメーション映画を制作する「ピクサー・アニメーション・スタジオ」へ行くのが目的だった。じつは同社で開催された「ピクサー・モトラマ」(自動車イベント)を取材してきたのだ。なお、この「モトラマ」というのは、1949年から61年まで、ゼネラルモーターズ(以下GM)が自社の斬新なコンセプトカーを展示するために開催した自動車ショーのことである。

 1961年まで都合8回開催されたこの「モトラマ」は、30万人以上を集客する一大自動車イベントとなり、1953年にはこの「モトラマ」でコルベットが衝撃のデビューを果たすなど、実にエポックメイキングなオートショーでもあった。

 その「モトラマ」を、「ピクサー・アニメーション・スタジオ」が社内イベントとして復活させたのである。しかも今年で5回目を迎えたこのイベントは、社内イベントとはいえ、米貨で40万ドル以上するという「ポルシェ・カレラGT」や、アメリカではかなり有名なウインナー会社のプロモーション用車両「ウインナーモービル」など、ユニークなクルマが多数参加し、同社関係者1300人以上が集った一大イベントとなった。

 個人的にはイベントの前後でご案内頂いた「ピクサー」社内のツアーが大変面白く、「さすがアメリカ!!」と感じさせるオフィス造りにつくづく感心してしまった。まるでテーマパークの様なオフィス造りは、すべてクリエイターの想像力を増すためのもので、同じクリエイター集団である弊社「ネコ・パブリッシング」としてもおおいに学ぶべきポイントがあるかと思えたのである。

 なお、この「ピクサー・モトラマ」の詳しいレポートは、次号8月6日売りのデイトナで掲載されているので、そちらでお楽しみいただければ幸いだ。また、動画に関しては今週末に「後編」として本ブログで掲載の予定。そちらも合わせてお楽しみに。


●左上:「ピクサー」本社、エントランスを抜けると御覧のように「Mr.インクレイディブル」のキャラクターがお出迎え。この先にはカフェやシリアル食べ放題のシリアルルーム、ゲームルームなどもある。●右上:「ピクサー」社内のデザイナー関連オフィス。個人の好きな様にデコレーションすることが可能で、しかもその費用は会社で負担してくれる。まるでテーマパークのようなオフィスなのだ(写真提供:「ピクサー」)。


●左上:GMの協力により展示された本家「GMモトラマ」に出展されたキャデラック・ルマン。3人乗りのロードスターは、パノラミックウィンドウと呼ばれたウィンドシールドが特徴的。なお、シルバーブルーのボディはファイバーグラス製で、エンジンは250馬力のV8。●右上:シリアル食べ放題のシリアルルーム。本社内のスタッフなら、誰でも利用できる。このほかにも温水プールやサッカー場、フィットネスルーム、マッサージルームなどを完備する。

     
●左上:「ピクサー・モトラマ」のポスター。ロゴひとつ、ポスターひとつとってもじつにセンスがいい。さすが、世界を代表するアニメーション映画制作会社だ。●右上:「ピクサー」では、映画完成後、担当スタッフに毎回異なる図柄のアロハシャツを配るとか。もちろん非売品。こんなところも「粋」。

「HOTEL COLONNADE」と、ひとりの老婆

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photo by K.AKIMOTO(C)

 久しぶりにアメリカで撮影した写真を掲載してみた。Highway50号線を走っている時に、たまたま脇道に入ってみつけた、廃業済みのホテル『HOTEL COLONNADE』だ。元の主は、日向ぼっこをしていたおばあちゃん。フランスから移住してきたという彼女は、毎日ホテルの前でこうして佇んでいるのが楽しみなのだとか。

 それにしても、ネバダの田舎町に日本人がやってくるのはけっこう珍しいことらしく、しばし世間話に付き合わされた。日本もアメリカも、田舎の人は親切で話好き。「お茶の飲んでいかないかい?」と、誘われて、ずうずうしくもご自宅にまで上がってしまった。

 背後から拳銃を突きつけられるのも日常茶飯事という危険な地域もあれば、こうしてフレンドリーなおばあちゃんに出会える場所もある。もちろん、ダウンタウンで出会った人には、たとえどんなに笑顔で招かれても自宅になどけっして上がらない。アメリカのHighwayは新しい出会いの場となるが、アメリカのダウンタウンは最後の出会いになる可能性があるからだ……。

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photo by K.AKIMOTO(C)

ラム・トラックにもデイトナ・バージョン!!

 
photo by Daimler Chrysler(C)

 チャージャーが復活し、同時に「チャージャー・デイトナ(R/T)」も復活することを先日お伝えしたが、アメリカの凄いところは、その“デイトナ”の名前を同時にピックアップ・トラックにも名付けて売り出してしまうところだ。
 
 ダッジはフルサイズ・ピックアップであるラムのトップグレード5.7Lヘミエンジン搭載モデルに、なんと限定仕様として「ラム・デイトナ」を追加発売しているのだ。このトラックはSRT-8(バイパーエンジン搭載のラム・ピックアップ)よりも高い11インチのリアスポイラーに、20インチのアルミホイールを標準装備。カラーリングは、“Go ManGo!” と“Bright Silver Metallic” という2バリエーションで、2ドアのレギュラーキャブと、4ドアのクァッドキャブから選べる。

 価格は3万2000~3万9000ドル。エンジンは先述したように5.7Lのヘミエンジンだから345馬力。トランスミッションも5速ATを搭載するなど、見た目とは裏腹に中身は完璧にパッセンジャーカーなのである。

 ちなみにこれを日本で置き換えると、復活した「スカイラインGT-R」を記念して、日産が同じRB26ターボを搭載した「ダットサンGT-R」を売り出すって感じ? リアスポイラー付きで、ホイールはワタナベの8スポークを標準装備した「GT-Rトラック」なんて、日産さんいかがでしょうか?

*一番上の写真は今年の2月、デイトナ・インターナショナル・スピードウェイにおいてダッジ・ディーラーが主催した、「ラム・デイトナ」の最初の75台を集めたイベントより。また今日の動画はその「ラム・デイトナ」を収録したデトロイトショーの映像をどうぞ。

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●2005 Dodge Ram Daytona Feature Highlights
・Ram Regular Cab, Short Box/Ram Quad Cab, Short Box
・4x2 or 4x4
[POWERTRAIN]
・5.7-liter HEMI® V-8 engine with five-speed automatic transmission
[EXTERIOR]
・Performance-style hood scoop
・Body-color grille and taillamp guards
・Daytona wing spoiler
・20-inch chrome-clad aluminum wheels
・Chrome-tipped Borla® exhaust
・Colors: Go ManGo! or Bright Silver Metallic
[INTERIOR ]
・Premium cloth seating in Dark Slate Gray
・Instrument panel with body-color bezel accents
・Sequentially numbered IP plaque
[PRICE]
・From $32000 to $39000

復活する「ダッジ・チャージャー」

  
photo by Daimler Chrysler(C)

 ダッジ・チャージャーがいよいよ復活する。新しいチャージャーはクライスラー・300シリーズや、ダッジ・マグナムとプラットホームを共有するスポーティな4ドア・セダン。まぁ簡単に言えば、300シリーズのバッジ違い/兄弟車なのだが、ボディパネルは専用となり、60年代のアメリカを席巻した“往年のマッスルカー”を強調するものとなっている。

 ラインナップは6.1Lヘミを搭載した425馬力のトップモデル「SRT-8」を筆頭に、300シリーズ同様5.7Lヘミと3.5L-V6。しかし、ひとつ忘れてならない特別モデルが加わっている。それが「ダッジ・チャージャー・デイトナR/T」だ。


photo by Daimler Chrysler(C)
●写真左:1968年型ダッジ・チャージャー。60年代のマッスルカー・シーンには欠かせない1台だった。写真右:チャージャー・デイトナ。ストックカーレースのためにウィングとノーズコーンを備えてエアロダイナミクスを向上させたマシンだった。

 チャージャー・デイトナは、1960年代にNASCAR(ストックカーレース)のために制作されたクルマのネーミングで、チャージャーをベースにノーズコーンとスーパーウィングなどを備えたホモロゲ仕様である。残念ながら、新型には60年代当時のデイトナほど特徴的なウィングやノーズコーンは備わっていないが、スタンダード5.7Lヘミよりも各部がブラッシュアップされているのが特徴だ。

 さらに新型には「R/T」のネーミングも加えられている。「R/T」はロード&トラックの略で、ダッジのハイパフォーマンスシリーズに付けられたネーミングだった。新しいチャージャーにはこの「デイトナ」と「R/T」、2つの名前が冠されて登場する。

 「デイトナR/T」のカラーバリエーションは2種類。“Go ManGo!” と呼ばれるオレンジ系と、 “Top Banana”と呼ばれるイエロー系だ。共にボンネット上およびボディサイドがブラックアウトされているので、ひと目で「デイトナR/T」と分かるエクステリアとなるだろう。

 ボンネットを開ければ、ヘミオレンジに塗られたエンジンカバーが現れるなど、細部に至るまで往年のマッスルカーイメージを継承している「チャージャー・デイトナR/T」。スタンダード・チャージャーに加え、 魅力的な1台である。


photo by Daimler Chrysler(C)
●写真左:チャージャーにはポリスパッケージも存在する。こんなポリスカーなら是非捕まえてほしい? 写真右:チャージャーのインテリア。300シリーズの内装を若干質素にしたイメージ。


*本日の動画はデトロイトショーにて公開されたチャージャー。ショーアップされた登場シーンは見ごたえたっぷり。さらにアメリカで人気を博している300Cのカスタムカー2台を収録した。1台はスーサイドの観音ドア仕様。もう1台は4ドアのコンバーチブル。どちらも抜群の出来の良さで、クライスラーの重役も細部までチェックしていたほどだ。

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●Dodge Charger Daytona R/T Package
・“Daytona Limited Edition” display on the electronic cluster (when equipped)
・18-inch polished aluminum wheels with black-painted pockets
・8-way power passenger seat
・Automatic temperature control
・Black honeycomb grille
・Black rear decklid spoiler
・Body-color accent stitching on leather-wrapped steering wheel
・Body-color accent stitching on the front and rear seats
・Body-color center stack and shifter bezels
・Exclusive front fascia with a chin spoiler
・HEMI-orange engine cover
・Large, bright, dual-exhaust tips
・Load leveling and height control shock absorbers (Nivomat)
・P235/55 R18 all-season performance tire
・Performance 9-land steering gear
・Performance heated front seats with perforated suede inserts and embroidered “Daytona” logos on front headrests
・Performance suspension
・Power adjustable pedals
・Sequentially numbered limited-edition Daytona badge on the instrument panel
・Signature red and black heritage R/T badging
・Special exterior paint colors — “Go ManGo!” and “Top Banana”
・Unique black “Daytona” and “HEMI” decals
・Unique high-performance exhaust system with distinctive throaty exhaust note
*ptional features available on the 2006 Dodge Charger models include: (not available on all models)
・Road/Track Performance Group (includes a uniquely tuned HEMI engine that provides an additional 10 horsepower for 350 total hp)
・18-inch polished aluminum wheels
・6-way power adjustable passenger seat
・8-way power adjustable driver’s seat
・Air filtration system
・AM/FM/6-CD radio with MP3 capability and DVD-based Global Positioning System (GPS) navigation
・AM/FM/Cassette/6-CD radio with MP3 capability
・Automatic temperature control, dual-zone with infrared sensing
・Boston Acoustics sound system with six speakers plus sub-woofer and 322-watt digital amplifier
Electronic Vehicle Information Center (EVIC) with steering wheel audio controls
・Heated driver and front passenger seats
・HomeLink® universal garage door opener
・Power adjustable pedals
・Power sun roof with express open and close
・Rear-seat DVD Video Entertainment System (VES™) with 7-inch screen integrated into center console
・Self-sealing tires with four-year road hazard warranty
・SIRIUS Satellite Radio with one-year subscription
・Steering wheel and column-mounted controls
・UConnect™ hands-free communication system

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photo by Daimler Chrysler(C)

 クルマを買う時、ワタクシは必ず「そのクルマに乗った自分」を想像する。シャツやパンツを選ぶのと同様、「自分自身に似合うクルマなのかどうか?」が最大のポイントになるのだ。そして、この時絶対に避けるべきクルマは俗に「カッコいい」クルマとなる。

 例えばコルベット、マスタング、バイパー。これは絶対に買わない。どうみても、自分自身が乗ることで「クルマ本来のカッコ良さ」を低下させてしまうからだ。じつはデイトナの長期レポートでバイパーに乗っていた期間があるのだが、当時いつも感じていたのは「なんて似合わないクルマ(というより人間)なんだ」だった。

 同様に、若い頃ポルシェ911を買って乗り回していた時期があったのだが、今振り返ってみると、どう考えてもポルシェの品位を落としめていた。自分のお金で買うのだから、多くの人は「どうでもいいこと」だと思うかもしれないが、ワタクシは「クルマと自分」が常に等記号でないと気がすまないのである。

 そんなことを考え始めたら、いつしか「自分にぴったり似合うクルマはピックアップトラックだ」ということに気がついた。実際に乗ってみると(自分で言うのもなんだが)、これがまた良く似合う。背伸びしていないから、なにより自然。気張らず、カッコ付けずに乗り回せる。それは自分とクルマがまさに“=”になった証だった。

 ところが、このクルマにだけはやられてしまった。身分を忘れて惚れてしまったのだ。まるで「姫に恋した足軽」である。こんなクルマに手を出すことは、たとえ手元にお金があっても、世間が許さない。まさに禁断の恋(片思い)と言えるだろう。
 
 今年の1月、デトロイトショーでデビューした「クライスラー・ファイアーパワー(コンセプト)」。バイパーのシャシーに、グラマラスなボディを架装し、スーパーチャージャー付き6.1Lヘミエンジンをフロントミドマウントした1台だ。カーボンファイバー&アルミをアクセントに使ったエクステリア。レザーをふんだんに使ったインテリア。あぁ、参った。完璧に刺さった。まさしくこれは「恋」である。

 似合わないのは良くわかる。……でも欲しい。理屈ではない。「いつの日か、こんなクルマを乗り回してみたい」と言う思いが日増しに強くなる。もっとも、そんな時に限ってふと下を見ると、日増しに成長する太鼓腹が「やめたほうがいい」と忠告してくれるのだが。

 それにしても最近のクライスラーは、なにかと楽しませてくれる。ニューモデルからコンセプトカーまで、登場するクルマはどれも魅力がいっぱいだ。

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●クライスラー・ファイアーパワー・グランドツーリングコンセプト
車重:1533 kg
ホイールベース:2510 mm
全長:4383 mm
全幅:1859 mm
全高:1211 mm
トレッド:1565(前)/1539(後) mm
最低地上高:130 mm
エンジン:6.1L HEMI -V8
トランスミッション: 5速AT
前後サスペンション:SLA(Dodge Viper Suspension)
タイヤ(前): 275/35R19
タイヤ(後):335/30R20
ホイール(前): 19x12 inches
ホイール(後): 20x12 inches

新型グラチェロに乗る!!

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photo by Daimler Chrysler Japan(C)

 平日はプレスの効いたスーツを着こなし、有能なビジネスマンとして活躍。一方で週末になると子供たちのヒーローとなるスポーツ万能なお父さん……そんな「スーパーお父さん」になりたいと常々思うワタクシだが、残念ながら会社でも自宅でも、今のところスーパーお父さんには程遠い毎日を過ごしている。

 そんな、ワタクシと同じ境遇にある数多くのお父さんに、ぜひともお勧めしたいクルマに乗ってきた。新型のグランド・チェロキーである。1992年の誕生から都合3世代目となる新型が、日本でもいよいよ販売開始となったのだ。

 オールニューのグランドチェロキー(通称“グラチェロ”)は、ひとことで言えば「オンロード性能をより一層際立たせたSUV」。ラックアンドピニオン、IFS(前輪独立懸架式サスペンション)など、近年の流れに沿ったアップデートに加え、“伝家の宝刀”5.7Lヘミエンジンを搭載して、高速クルージングにも十分耐えうるパフォーマンスを与えられたのが大きな特徴だ。まさにウィークデーに活躍するエリートサラリーマンぶりに磨きをかけた感じだろうか。

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 一方で、マニアな4駆ファンの中ではオフロード走行時の儀式的なものでもあったトランスファーレバーの操作も必要なくなってしまった。駆動方式の切り替えは、小さなプルタイプの4WD/LOWモードスイッチに変更され、オフロード色はより一層減退してしまったのである。「これでもJeepなのだろうか……」、ショールームで現車を見ただけでは、そう勘違いする人がいてもおかしくないだろう。

 しかしながら、早合点するのはちょっとお待ちを。じつは、こう見えても新型グランドチェロキーには、しっかりと「Jeep」のDNAが受け継がれているのである。それは上のオフロード走行ビデオを見ていただければ分かるだろう。

 例えば「オフロード走行1」の動画では、坂道にローラーを3個配置し、その上で一旦停止して、再スタートを切るデモが収録されている。これは3輪にまったくトラクションがかからない状態で、残った1輪のみに駆動力を伝達してクルマを前進させるというデモだ。μの極端に低い氷結路や、泥濘地でのスタックなどでも、最悪1輪だけでもトラクションを確保できれば、グラチェロはちゃ~んと前進することができるのだ。

 この他にも歩くのも至難の業という特設オフロードコースを、“グラチェロ”はなんなくこなしていった。ロックセクションからラージヒルまで、そのラグジュアリーなイメージとは裏腹に、なんの苦労もなく走破していくのだ。まさにこれぞ「Jeep」ブランドならではの商品だと思える。

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 想像して見て欲しい、新型グランドチェロキーに家族を乗せて野山を駆け抜けることを。「えっ、お父さんって、こんなこともできるの? スゴーイ!!」。少なくとも、子供たちからは「尊敬のまなざし」間違いなし。本当はグラチェロの走行性能があってこその話しなのだが、そんなことは子供たちには分かるまいて。つまり、「ごくフツーのお父さんをスーパーお父さんに変身させてくれる」、新型のグランドチェロキーはまさにそんなクルマなのだ。

 ちなみに個人的なお勧めは4.7Lのリミテッド。5.7Lヘミほどパワーはないが、必要にして十分。トルクの盛り上がりも自然で、重量感のあるボディとのマッチングはとてもいい。多少ゴロゴロ唸るエンジンだが、「Jeep」気分を盛り上げるには逆にいいかも。詳細は「Jeepオフィシャルホームページ」を参照して欲しい。
 
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photo by Daimler Chrysler Japan(C)

効果絶大万能クリーナー

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 ワタクシは意外にも「キレイ好き」な方だと思う。無論「綺麗なおねえさん」は大好きだが、「周囲がキレイ」なことにも驚くほど敏感だ。

 そんなワタクシが、ガレージの中でもっとも時間を費やしているのがクルマやバイクを磨くことである。メカの知識はかなり怪しいものがあるが、ケミカルの知識と経験はかなりのものだと思う。

 これまでの経験では「オレンジオイル系クリーナー」と「激落ち君系スポンジ」が良く汚れを落としてくれた。前者は油汚れを。後者は油汚れ以外の様々な汚れに効果的だ。しかしながら、どちらも満点は上げられない。それぞれ内装のクリーニングに使えないからだ。常に触れているため、人の油で汚れる自動車の内装は以外にも厄介だ。

 「オレンジオイル系クリーナー」は、主成分である柑橘系特有の強烈な臭いがダメ。施工後に臭くて乗っていられない。独特のヌルヌルした感触も内装クリーニングに使えないもうひとつの理由だ。一方「激落ち君系スポンジ」は大量に水を使うから、こちらも車内には使えない。油汚れならスチームクリーナーがかなり効果的だが、こちらもまた大量の水が出る。当然自動車の室内に使うのには気が引けるのだ。

 そんなワケで、臭いが気にならなく、なおかつ多少水っ気に浸されても大丈夫なエンジンルームあたりには、いくらでも汚れ落とし効果の高いケミカルがあるのだが、こと自動車の内装と言うと、ピッタリくる商品にお目にかかったことがなかったのである。

 ところが、そんな長年の願いを叶えてくれる素晴らしいケミカルに、ある日突然出会ってしまった。「ニュー・ムーン・ストーン・クリーナー」というこの商品は「ムーンアイズ」とはまったく関係ないのだが、なぜかムーンアイズ・ディーラーのひとつである「バンナイス」の店頭においてあった。

 「このケミカルはさぁ、凄いんだよ。どんな汚れもバンバン落としちゃうんだよね」と、得意満面に説明してくれたのは、バンナイスの「ボス」時田さん。この道数十年というカーカスタム界の重鎮は、同時に自動車をキレイに磨きあげるプロでもある。そんな時田さんが、「塗装まで落としちゃうケミカルだとか、施工後に臭くて乗ってられないケミカルだとか、汚れ落としにも色々あるけれど、こいつは久しぶりに出会った良品ケミカルだね」と紹介してくれたのが「ニュー・ムーン・ストーン・クリーナー」なのだ。

 最大の特徴はほぼ無臭であることと、使用後のヌルヌルしたベタツキ感がほとんどないこと。実際に多少汚れの着いてきたクライスラー・300Cの革シートに使ってみると、あっという間に汚れが落ちた(下に実験レポートの動画があるので、そちらも参照に)。

 しかも、使用後のヌルヌル感や、臭いがないから、施工した後の違和感がまったくないのである。聞くとコンパウンドを配合していないから、色落ちも基本的には心配なしだとか。もちろん汚れ落とし効果も他社製品以上の実力だから、自動車の内・外装はもちろん、家庭内のあらゆる汚れをガンガン落とせるってワケだ。

 コレクターには塩ビのキャラクター人形やミニカーの汚れ落としに最適かも。オートバイならエンジンまわりの油汚れからシート表皮の汚れまであっという間に数台分キレイに出来る。そのほかにも家電製品から家具まで、本当に場所と物を選ばない万能クリーナーである。気になった方は数量僅少とのなので、ぜひお早めに。お問い合わせ&ご購入はこちらからバンナイス

●万能クリーナー実験動画(音は入っていません)
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◎ ウィンドウズ・メディアプレーヤーのダウンロード ◎

クラウンの魅力を再認識

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 「クラウンに乗ってきた……」と書くと、現行モデルの「ゼロクラウンにでも乗ってきたのか……?」と勘違いされそうだが、じつはまったく違う。朝5時半に起きて乗ってきたのは、なんと1970年式のMS50スーパーデラックスなのである。

★本文の続きと動画はこちら「↓」から★

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 アメリカだけでなく、日本でも品薄状態のクライスラー・300Cだが、手に入らないのはなにも一般ユーザーだけではないようだ。じつは先日、ダイムラー・クライスラー・ジャパンの副社長である、クリストファー・エリスさんとお食事をご一緒させて頂いたのだが、なんと副社長でさえも台数が足りず、300Cに乗れないのだと言う。「お客様優先ですからね、今はただじっと我慢しています」と、流暢な日本語でお話してくれたエリスさん。「来年はちょっ驚くようなモデルも入ってきますよ」と、なにやら興味をそそるお話しもしてくれた。
 
 未確認情報だが、じつは300Cのハイパフォーマンスモデル「SRT-8」の導入が予定されているらしい。……ということは420馬力セダンの投入? ダイムラー・クライスラー・ジャパンは、まさにAMG&メルセデス的な組み合わせを、クライスラー・ブランドでも展開するのだろうか。それにしても、340馬力の5.7リッター・ヘミでも十分なのに、420馬力とは……恐れ入った。

 さて、今日の話題はその300Cである。デイトナ誌上で長期レポートを行っている300Cだが、先月末に直営ディーラーの「クライスラー世田谷」に出向き、じつは基本メンテナンスを終えてきた。内容は6ヶ月点検だったのだが、こちらはそんなことが本当の目的ではなく、一度リフトでボディを上げて、下からじっくりと300Cを眺めて見たかったのだ。

 実際に下から眺めてみると、300Cの出来のよさがよく分かった。なんといっても排気管の取り回しがいい。停車中に下から何度か覗いて事前に確認はしていたのだが、あらためて見てみると、それはコルベットにも匹敵する出来のよさだった。一番のポイントは、センターマフラーボックスの前で一旦排気管をクロスさせるバランスチューブが採用されている点だ。

 V型エンジンの場合、左右の排気脈動を整えて、いかにトルクと吹け上がりを両立させるかがけっこう重要なポイントになるのだが、300Cの場合このバランスチューブを採用することで、左右の排気脈動を整えているのだ。じつはBMWあたりでも、アルピナぐらいのハイパフォーマンスモデルにならないと、なかなかこのバランスチューブは採用されていない。最大の理由は「溶接の手間」なのだが、300Cの場合そういった細やかな部分にまで手を入れて設計されているのが、結果的に全体のクオリティアップに繋がっているのだろう(下まわりのレポートは、デイトナ170号をご参照いただきたい)。

 それにしても、毎日乗ってもまったく飽きる気配のない300C。実車の詳細はクライスラーのホームページでも確認できるのでご参考までに。*最後になったが本日の「1分間動画劇場」は、本年初頭アメリカ・デトロイトで収録したまま御蔵入りになっていた300Cの走行シーンを掲載させていただいた。

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