新型グラチェロに乗る!!

photo by Daimler Chrysler Japan(C)
平日はプレスの効いたスーツを着こなし、有能なビジネスマンとして活躍。一方で週末になると子供たちのヒーローとなるスポーツ万能なお父さん……そんな「スーパーお父さん」になりたいと常々思うワタクシだが、残念ながら会社でも自宅でも、今のところスーパーお父さんには程遠い毎日を過ごしている。
そんな、ワタクシと同じ境遇にある数多くのお父さんに、ぜひともお勧めしたいクルマに乗ってきた。新型のグランド・チェロキーである。1992年の誕生から都合3世代目となる新型が、日本でもいよいよ販売開始となったのだ。
オールニューのグランドチェロキー(通称“グラチェロ”)は、ひとことで言えば「オンロード性能をより一層際立たせたSUV」。ラックアンドピニオン、IFS(前輪独立懸架式サスペンション)など、近年の流れに沿ったアップデートに加え、“伝家の宝刀”5.7Lヘミエンジンを搭載して、高速クルージングにも十分耐えうるパフォーマンスを与えられたのが大きな特徴だ。まさにウィークデーに活躍するエリートサラリーマンぶりに磨きをかけた感じだろうか。

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一方で、マニアな4駆ファンの中ではオフロード走行時の儀式的なものでもあったトランスファーレバーの操作も必要なくなってしまった。駆動方式の切り替えは、小さなプルタイプの4WD/LOWモードスイッチに変更され、オフロード色はより一層減退してしまったのである。「これでもJeepなのだろうか……」、ショールームで現車を見ただけでは、そう勘違いする人がいてもおかしくないだろう。
しかしながら、早合点するのはちょっとお待ちを。じつは、こう見えても新型グランドチェロキーには、しっかりと「Jeep」のDNAが受け継がれているのである。それは上のオフロード走行ビデオを見ていただければ分かるだろう。
例えば「オフロード走行1」の動画では、坂道にローラーを3個配置し、その上で一旦停止して、再スタートを切るデモが収録されている。これは3輪にまったくトラクションがかからない状態で、残った1輪のみに駆動力を伝達してクルマを前進させるというデモだ。μの極端に低い氷結路や、泥濘地でのスタックなどでも、最悪1輪だけでもトラクションを確保できれば、グラチェロはちゃ~んと前進することができるのだ。
この他にも歩くのも至難の業という特設オフロードコースを、“グラチェロ”はなんなくこなしていった。ロックセクションからラージヒルまで、そのラグジュアリーなイメージとは裏腹に、なんの苦労もなく走破していくのだ。まさにこれぞ「Jeep」ブランドならではの商品だと思える。

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想像して見て欲しい、新型グランドチェロキーに家族を乗せて野山を駆け抜けることを。「えっ、お父さんって、こんなこともできるの? スゴーイ!!」。少なくとも、子供たちからは「尊敬のまなざし」間違いなし。本当はグラチェロの走行性能があってこその話しなのだが、そんなことは子供たちには分かるまいて。つまり、「ごくフツーのお父さんをスーパーお父さんに変身させてくれる」、新型のグランドチェロキーはまさにそんなクルマなのだ。
ちなみに個人的なお勧めは4.7Lのリミテッド。5.7Lヘミほどパワーはないが、必要にして十分。トルクの盛り上がりも自然で、重量感のあるボディとのマッチングはとてもいい。多少ゴロゴロ唸るエンジンだが、「Jeep」気分を盛り上げるには逆にいいかも。詳細は「Jeepオフィシャルホームページ」を参照して欲しい。

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