忙しい合間を縫って2週連続で花火大会に出かけた。戸田市主催の「戸田橋花火大会」1万1000発と、中央区・朝日新聞主催の「東京湾大華火祭」の1万2000発。都合2万3000発である。
しかも、後者においては屋形船の上から拝見するという最高のロケーションで堪能することができた。盛夏にふさわしい真夏の祭典は、久しぶりに日常を忘れることのできたひと時だった。
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「戸田橋花火大会」は、戸田市民にとっては「戸田橋花火大会」と呼ばれ、荒川をはさんだ対岸の板橋区民には「いたばし花火大会」と呼ばれる、ちょっと複雑な花火大会だ。
その花火大会が、我が家では毎年夏の恒例行事となってから、すでに十年以上の歳月が経つ。荒川の土手に山盛りのビールを持ち込んで、友人家族と夕方から宴会をスタート。花火が打ちあがる頃には、もはやベロンベロンのデロンデロンになっているので、実際は荒川の土手で大宴会をしているだけなのだが、この行事は完全に我家の一大イベントとして定着してしまった。
今年は残念ながら友人家族が仕事の都合で参加できなくなってしまったのだが、それでも弟家族とその友人のご一家、合わせて14人が荒川の土手で夜空に打ちあがる花火を堪能した。
一方、初参加となった「東京湾大華火祭」は、屋形舟の上からの観覧という豪勢なものだったが、酒宴であることに変わりはない。夕方出港した船はお台場沖にアンカーを降ろし、待つこと2時間。いや、正確には飲むこと2時間……。こちらもまた、花火が打ちあがる頃にはいい感じに仕上がっていた。
両花火大会を比較すると、「戸田橋花火大会」の方は背景に広がるのが荒川下流ということもあって、単純にネオンが少なく「花火」そのものを観覧するには最適。片や「東京湾……」の方はウォーターフロント(もはや死語?)にそびえ立つビル群をバックに花火が打ち上げられるという状況で、これがまた華やかさを一層演出していた。どちらも甲乙つけがたいイベントなのだ。
それにしても、花火の打ち上げが始まると、どんな酔っ払いでも大抵は無言となり、ひたすら夜空を見あげているのが不思議。ドンチャン騒ぎをしていたニーちゃんも、花火の打ち上げと共に「シャッキ」として、夜空に広がる光輪に見入る。大人も子供も、男も女も、そしてもちろんシラフも酔っ払いもカンケーなく、花火は人を惹きつける。
ありきたりの言葉だけど、「日本人に生まれてよかった!」と思える数少ない時間、それが花火大会なのだ。あぁ、こんなことを書いていたら、なんだかもう来年の花火大会が待ち遠しくなってきてしまった……。とりあえず、ビールでも飲んでおくか。 グビっ!



