先週お届けした廃墟の写真を別角度から撮影したのが、御覧の写真。ガソリンポンプが3つ並ぶ、朽ちかけたガソリンスタンドは、時折映画の撮影などで使われるのだとか。
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photo by K.AKIMOTO(C)
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ハナシはまったく変わるが、ハリケーンの来襲により壊滅状態に至っているルイジアナ州で、大きな被害をこうむったのが貧困層だという。統計によれば俗に貧困層と呼ばれる人々は、アメリカ合衆国全体では、白人層で10%程度、黒人/ヒスパニック系では30%以上に及ぶと言うから驚くべき数字だ。
じつはアメリカを走りまわって、もっとも強く感じるのが、アメリカという国の貧富の差なのだ。まさに写真のような廃墟がならぶ町の近郊には、トレーラーハウスを並べた貧困層の居住地域が多い。そして、これらの地域こそ、何を隠そう「スラム」と呼ばれる場所でもあるのだ。
スラムでは、ボロボロのジーンズを履いた親子が、それこそスクラップ置き場から持ってきたようなクルマに乗っている光景が目に付くが、クルマが買えるのはまだマシな方だといえる。
中にはニューオリンズの様に、クルマも買えない貧困層も存在する。レクサスが飛ぶように売れる一方で、唯一の移動手段である自動車すら買えない人が大勢いるのもまた、アメリカという国の現実なのだ。
ニューオリンズでは、白人の多くは逃げ出せたものの、残った貧困層から数多くの被害者を出したという。貧富の格差が、今回の災害であらためて露呈したといってもいいだろう。
散々アメリカに行って、アメリカのいい面をたくさん見てきたが、個人的にこの国の政治だけは好きになれない。幸いにして、滞米中に人種差別を受けたことはほとんどないが、人種差別が廃絶されているかどうかは、明らかだろう。
確かに走って回るには最高に楽しい国だが、けっして「住みたい」とは思えない国。それがワタクシの持つアメリカ像なのだ……。


