出足好調なレクサス

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 レクサスが好調らしい。オープンより1ヶ月、9月30日までの受注件数は、なんと月間販売目標の3.8倍となる4600台だいうから、羨ましい限りの順調ぶりだ。

 内訳はGS(旧アリスト)が約4000台、SC(旧ソアラ)が約600台(月間販売目標はGSが1100台、SCが100台)。さらに9月28日より、IS(旧アルテッツァ)が加わったことで、レクサスは400万円アンダーからの価格構成となり、一気に顧客層を広げる意気込みだ。

 ちなみに、東京モーターショーでは来年発売予定の旗艦モデル「LS」(旧セルシオ)を発表する予定で、レクサス・ラッシュは益々勢いづく気配。

 アキモトも先日開催された試乗会で、遅まきながら早速レクサス初体験をしてきた。果たしてレクサスとは、どんなものなのだろうか?

★レクサスISの動画と写真はこちら「↓」から★

1002001.jpg 新しいISどころか、旧アルテッツァにも試乗したことがなかった不肖アキモトカズトシである……。
 といっても試乗会ではそんな顔はできない。知った顔して新型ISのに乗り込み、早速伊豆スカイラインを駆け出しはじめた。
*写真をクリックすると動画が見れます(走行シーンは2倍速)。

 「うぉぉぉぉぉぉ×△○……なんだこれぇ」。助手席に座ったデイトナ編集部小川と、強烈な加速にうろたえる。しかもなんだこの足まわりは……? じつはいきなり差し出された、レクサスがIS350の中でもホットバージョンとなる「バージョンS」だったのだ。

 ローダウンサスと18インチ・ホイールで武装したバージョンSは、「おもてなしの心」を期待していたアキモトにとって、予想外のクルマ。速い、凄い……でも……。と、なんだかうろたえたまま1時間ほどの試乗を終えて会場に戻ると、今度はそこに、ちゃんと「おもてなしの心」を持った「バージョンL」が待っていた。

 17インチ・ホイール標準装着の「バージョンL」は、「そうそう、これよ」とうなずける予想したとおりのレクサスで、バージョンSに比べてだいぶまろやかな味わい。パワートレインは同じだから、踏み込めば踏み込むだけグイグイ進むし、適当にクルーズしていても楽しいクルマだった。

 もっとも、予想を裏切るレクサスというのも、意外といいのかも。「L」マークが山道を駆け抜けていくのも、なかなか面白い。高速道路の追い越し車線はGSやLSに任せておいて、ISはワインディングでブイブイ!! と。

 どちらにしても、プレミアムだからこそ「走りが楽しくなくっちゃ」、ね。その点、ISは期待以上の出来だったといってもいい。さすが日本のトヨタ!!

 ところで、レクサスに対向する欧州メーカーも必死だ。特にBMWはISの対抗馬となる新型3シリーズを、1万人に貸し出すキャンペーンを実施中。レクサスだけでなく、欧州プレミアムブランドにも目が離せないね。

*写真をクリックすると、より大きな写真が見れます。

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小生、2009年式レクサスIS350(標準仕様、2008年10月登録)を愛用していますが2008年秋のマイナーチェンジ以来ISも品質的に成熟し、当初ゴツゴツした路面の凹凸の吸収がスムーズになり、また路面の入力の減衰の周期が一定しタイムラグが見られなくなったのはトヨタもやるべき事はしっかり行っていることが伺えます。
このISを筆頭に、レクサス各シリーズに恒例の年次改良はスタイルやデザインを極力変えずに肝要の中身を熟成させていくという姿勢で、自ら立ち上げたブランドの完成・成熟に真摯に取り組む姿勢が伺え、トヨタも徐々に良心を取り戻していることが判り心強いです。
それ故、なおさら先程のリコールが惜しまれるものです。
ところでこのIS、欧州市場にはIS-Fは別として相変わらずIS250(2.5L/208ps)とIS220d(2.2L/177ps:4気筒ディーゼル)の選択肢しか設定されておらずIS350が全く導入されないというマーケティングがどこか気がかりに思えます。BMW3シリーズやメルセデスCクラスとの真っ向勝負を避けているのかと。
その一方で、同シリーズが現行モデルになった2006年頃以来欧州大陸主要各国(フランス、スイス、ドイツ、ベルギー並びに北欧各国)では許可を得た並行輸入業者各社が北米(カナダ等)からIS350を一定量販売していると言われ、IS350を求める需要は欧州でも相応にあることを示唆しております。
それまでメルセデスを筆頭とするドイツ車至上指向だった小生に魅力的なalternativeがあることを身を持って教えてくれた日本を代表するプレミアムブランド・レクサス。最高級のLSは法人需要中心の大型セダンとして完成したコンセプトを持っていると確信できます。そしてISも現実的サイズのプレミアム車の完成に向けて確実に動いている形跡が読み取れます。問題はGSで、機敏なシャーシー特性や独特のエンジン・ミッションのチューニング等一目置くべきレシピが備わっているにも拘らず、コンセプトがどこか未消化な感も否めません。その意味で2011年頃登場予定の次期レクサスGSはよりオーバーハングを切り詰めて新設計シャーシでアルミをサス、ボディ等随所に採用、軽量化と回頭性向上をテーマに鋭意開発中と言われます。これを機にGSも「オーナードライバー向きの最上級」として巨艦LSと対峙する強力なアピールポイントを持たせ、マーケットにひとかどの地位を築いてもらいたいです!
実際、メルセデスのSクラスを買える経済力を持ちながらあえてEクラスを選ぶ選択肢は根強く、そこにSクラスとは全く異なった独自の世界が広がるというものです。現状のレクサスGSはその点、サイズ設定も品質感もどっちつかずの感が払拭しきれておらず本格的なコンセプト見直しが切に求められるのではないでしょうか。

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